就活中も足元から見られている?!就活における靴の重要性

就活中に履く靴は重要なのでしょうか?靴は足元にあってあまり目立たないので大して重要ではないと考えている人もいるかもしれません。でもそんなことはありません。就活中は靴も見られているのです。あまり目立たない所がきちんとしているかどうかで良い評価を受けたり悪い評価を受けたりします。ですから目立たない足元の靴こそ、就活においてとても重要になってくるのです。今回は就活用の靴のオススメの選び方をご説明します!

就活にベストな靴の選び方【男性編】

まず、男性の場合、就活用にどんな靴を選ぶと良いでしょうか?

■色は黒が無難

靴の色は黒を選びましょう。ビジネスシーンにおいては黒い靴が最もフォーマルとされているからです。茶色の靴はオシャレとしてはいいのですが、就活においては「不景気の色」と揶揄されることもあり、面接官に良い印象を与えない可能性があります。

■ストレートチップがオススメ

ストレートチップとはつま先のデザインの名称で、革靴の先端部分に横一文字の縫い目があるデザインのことです。冠婚葬祭などのフォーマルな場所にふさわしい靴とされており、あらゆるシーンでも失礼にならないデザインですので、就活にもオススメです。また、靴にシワが入りづらいのできれいな見た目が維持されます。

つま先のデザインには他にも、つま先に飾りがないプレーントゥ、飾り革がW字型の切り返しで縫い付けられているウイングチップ、飾り革がU字形に縫い付けられているUチップなどがありますが、就活中はこれらのデザインは避けるようにしましょう。

■外羽根よりも内羽根が良い

靴の紐を留めている部分を羽根といいますが、これには外羽根と内羽根の2種類があります。外羽根とは靴の甲を外側から包み込むように羽根があるタイプのデザインのことです。内羽根とは羽根が靴の甲の内側に入り込んでいるか一体化しているデザインです。

ビジネスにおいては内羽根が最もフォーマルなデザインとされています。また内羽根の方が全体的にまとまった慎み深い印象を与えます。ですから、就活中は内羽根の靴を選ぶと良いでしょう。

■レースアップがベスト

ビジネス用の靴には、レースアップ(紐)、モンクストラップ(金具)、スリッポン(留め具なし)の3つの留め方があります。

このうち最もフォーマルなのはレースアップです。ですから、就活中はレースアップの靴がオススメです。モンクストラップとスリッポンは紐が付いていないためにカジュアルな見た目になりがちで、面接官に悪い印象を与えかねませんので避けましょう。

■素材は本革のものを選ぼう

ビジネス用の靴には本革素材の靴と合成皮革が使われている靴があります。合成皮革は人工的に革に似せて加工した素材です。合成皮革の靴は本革の靴よりも安価なことが多いですが、耐久性があまりありませんし、見た目も安っぽいです。本革独特の質感がありませんので、見る人が見ればすぐに合成皮革の靴だと分かってしまいます。ですから、耐久性と質感からして本革の靴を選ぶべきです。ただ、本革には水に弱いなどの弱点がありますので、防水スプレーを使用するなどのメンテナンスを施すようにしましょう。

■ゴム底が機能的

靴の底にはゴム底と革底の2種類があります。革底の靴の方が高級ですが、機能的にはゴム底の方が勝っています。革底は水に弱いですし、非常に滑りやすいです。就活中は雨の中外を歩かないといけない場面も多々あると思いますし、滑りやすい靴でいつも歩いていると疲れたり体を痛めたりするかもしれません。ですから、機能的なメリットを考えてゴム底の靴を選ぶようにしましょう。靴の底は目立たないというよりはほとんど見えませんので、革底よりも高級感で劣るとしても面接官に与える印象には影響がないと言えます。

■先端が尖っている靴はNG

先端があまりにも尖っているデザインの革靴は、ファッション性が強すぎて就活にはふさわしくありません。「攻撃的」「挑発的」などの印象にもつながります。ですから、標準的な形の靴を選ぶようにしましょう。

就活にベストな靴の選び方【女性編】

次に、女性にオススメの靴(パンプス)をご紹介します。女性はスカートスタイルで就活に望むことが多いと思いますが、そうすると男性よりも靴が目立ちやすくなります。ですから、女性はより一層靴に気をつける必要があるでしょう。

■色はやはり黒

男性と同じように色は黒にするのが一番無難です。黒のパンプスなら黒いスーツやカバンにもしっかりマッチします。

■プレーンパンプスがグッド

プレーンパンプスとは、ストラップやリボン、紐などの飾りが付いていないパンプスのことです。就活においては靴に余計なデザインが施されていると「生意気」「気取っている」などの印象を面接官に与えかねませんので、シンプルなデザインのプレーンパンプスを選択しましょう。

■形はラウンドトゥ

ラウンドトゥとは、つま先の形のデザインの名称で、つま先が緩やかな曲線で丸みを帯びたタイプのことを言います。これがもっともベーシックな形とされていますので、就活中はラウンドトゥのパンプスを履きましょう。先端が尖ったパンプスは、カジュアルな印象や攻撃的な印象を与えてしまいます。

■本革が一番

男性用の靴と同じようにパンプスも本革素材の物が一番です。エナメル素材やベロア素材のパンプスはカジュアル過ぎますので避けた方が良いです。多少値が張るとしても本革のパンプスを購入しましょう。

■ヒールは太めで3㎝~5cmの高さに

ヒールが細すぎると、歩くたびにカツカツと音が響いて良くありません。ですから、ヒールは太めにしましょう。

また、ヒールの高さは3cm〜5cmが理想的と言えます。これくらいの高さですと、スタイルがよく見えますし、姿勢をきれいに保てます。これよりも高いと「偉そう」「生意気」などの印象につながります。逆にヒールが低すぎるとスーツの見栄えが悪くなってしまいますし「幼い」「頼りない」という印象を与えてしまうかもしれません。

■ストラップがあると歩きやすい

ストラップ付きのパンプスを選ぶと非常に歩きやすく、靴擦れも起こりにくいです。長い期間にわたる就活ですから、機能面のメリットからストラップ付きのパンプスを履く就活生も多いです。また、パンプスにストラップが付いていると柔らかく優しい雰囲気が出るというメリットもあります。ただし、金融系や公務員などの職種ではストラップがNGとされている場合もあるようですから、事前によく調べるようにしましょう。

■履き慣れていないのはまずい

履き慣れていないパンプスで面接に臨むと、その様子が伝わり、あまり良い印象にはならないかもしれません。ですから、日常生活からパンプスを履いて練習して、面接ではある程度履き慣れた物を使用した方が良いです。

まとめ

今回は就活用の靴の選び方を解説しました。靴はスーツやワイシャツ、ネクタイなどの他の服飾と比べておろそかになりがちかもしれません。しかし、面接官はそのおろそかになりがちな靴がきちんとしているか注目しているのです。

靴以外の部分を完璧に整えていても、靴がだらしなければ、その人の身なりはすべて見せかけだと思われてしまいます。ですから、靴はしっかり選びましょう。今回取り上げたポイントを参考にしてふさわしい靴を使用して下さい。また、靴は買ったらそれで終わりではなく、しっかりと手入れすることが大事です。くれぐれも靴が汚れた状態で面接に臨むことがないようにして下さい。きちんと汚れのケアをして磨いておくようにしましょう。靴があなたの内定を左右するかもしれないのです。