「長期インターンって何なの?」

「長期インターンは参加したほうがいいの?」

「長期インターンに参加するメリットって何?」

「長期インターンはいつから始めるべき?」


ここ数年で長期インターンを実施する企業数や参加する学生数は増えました。みなさんの周りにも長期インターンをやっているという友達が増えてきて、上記のようなことが気になっている方もいるのではないでしょうか。


今回は国内最大級の長期インターンシップサイト「Infraインターン」を運営するメンバーが長期インターンに参加するメリット・デメリットや注意点を解説していきます。ぜひ、最後まで読んで今後の参考にしてください。




長期インターンシップとは

「インターンシップ」と聞くと、多くの人は「サマーインターン」や「ウインターインターン」、「1dayインターン」といった、短期間のプログラムを思い浮かべるではこれらは「短期インターン」と呼ばれ、1日から、長くとも2週間で終了するプログラムです。


長期インターンとは上記のような短期インターンとは違い、3ヶ月以上就業するプログラムを指します。短期インターンに比べて、業界に対するより深い理解や、実践的なスキルを獲得できるプログラムです。その他にも、短期インターンと比べ、長期インターンには以下のような特徴があります。





長期インターンのメリット・デメリット



短期インターンと長期インターンの違いを理解できたところで、長期インターンに参加するメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。長期インターンをするかどうか、迷っている方はぜひ参考にしてください。


長期インターンのメリット①|経験を積みながらお金を得られる

現在募集されている長期インターンの多くは有給のインターンシップです。アルバイトと同様、時給が発生したり、月額数万円~など給与を得ながら働くことができます。

長期インターンに参加することで、給与を貰いながら大学で学んだことや興味ある分野・業界のことを実務を通して、経験を積みながら学ぶことができます。


長期インターンのメリット②|社会人基礎力が身につく



長期インターンに参加する学生の多くは初めて企業で働く学生です。

業務を通して学んでいくOJTと呼ばれる形式の受け入れ企業が多いですが、簡単なパソコン操作やオフィスツール、社会人としてのコミュニケーションや礼儀作法など基礎的なことは入社時に教えてもらうことができます。

就活や新卒入社前にビジネスマナーや必須業務スキルなどの社会人基礎力を身につけておくことは他の学生と比べても有利になるのではないでしょうか。初めてのインターンは不安かもしれませんが、1つずつ覚えていけばいいのでチャレンジしてみてください。


長期インターンのメリット③|社会人や学生とのつながりが増える

長期インターンシップは、他のインターン生や社員と協力しながら業務に取り組む機会があります。働いていくなかで、一緒に目標を追って、切磋琢磨するインターンや社員と関係が深まり、卒業後も続くような関係になるケースも数多くあります。

また、社外イベントへの参加や他企業との取引のなかで、人との繋がりやネットワーキングの機会が広がります。長期インターンで得たネットワークを就活で活用することも可能です。


長期インターンのメリット④|業界・業務理解が深まる

長期インターンに参加することで、特定の業界や職種に関する理解が深まります。

就活の時期になると、業界分析や企業分析を行うことになりますが、長期インターン期間中に企業の中に入り、実際の現場で働くことで業界のトレンドや課題を体験することで、専門知識や業界の状況をより実践的な形で習得することができます。

実際に経験してみることで自分にマッチするかどうか、得意不得意などがわかるので就職活動時にどんな業界や業務を選ぶべきか、よりリアルに考えることができるでしょう。


長期インターンのデメリット①|プライベートの時間が少なくなる

長期インターンは一定の時間確保が必要です。
Infraインターンで掲載されているインターン募集は週2~3日(週15~20時間)ほどが条件になっている求人が多いです。

学業やサークル活動との両立が難しい場合があり、スケジュール調整が必要です。また、友人と遊ぶ時間や趣味などプライベートの時間が制約される可能性もあります。

自分のやりたいことを整理したうえで、長期インターンに挑戦できる時間を確保できそうか確認してみましょう。


長期インターンのデメリット②|成果と責任が求められる

長期インターンでは、一定の期間にわたって業務に取り組むため、成果や責任を求められることがあります。プロジェクトの進捗状況や目標達成に貢献することが期待されるため、責任感やプレッシャーを感じることもあります。

大変なことはありますが、その分たくさんの経験を積むことができ、やりがいを感じることもあります。


長期インターンのデメリット③|簡単には採用されない

長期インターンの募集企業はまだまだ限られており、人気の企業には応募者が殺到します。また、インターン期間中に成果を上げることが求められるため、企業側も採用時に選考を行うため、応募すれば採用されるというものではありません。

長期インターンで採用されるためには「なぜ、長期インターンをするのか」「なぜ、その企業で働きたいのか」という志望理由などを明確にしたうえで応募するようにしましょう。


長期インターンの特徴




続いて、長期インターンの特徴をいくつかご紹介します。

特徴①:勤務期間

長期インターンは3ヶ月以上の勤務が基本です。実際、多くの企業がインターン生を受け入れるにあたり、3ヶ月以上の勤務を条件にしています。

最低勤務期間は3ヶ月と設定されていますが、長期インターンをしている学生の平均的な勤務期間は6ヶ月以上です。なぜなら、ある程度まとまった期間働くことで、業界の雰囲気を知り、必要最低限のビジネスマナーやスキルを身につけることができるからです。

さらなるスキルアップを求め、インターン先を変えるという選択肢もありますが、一定期間働かずに勤務先を変えることはおすすめできません。

日本を代表するキャリアエージェントの森本千賀子さんは 「目の前のことに一生懸命になり、貪欲に、そして素直に努力を積み重ねていけば、進んでいく道が自ずと本当にやりたかったことにつながる」 とおっしゃっています。(参考記事:https://www.co-media.jp/article/23192

業界内で十分に通用するスキルを身につけるためには、およそ1年程度の勤務が望ましいでしょう。その分、最初のインターン先選びは十分に時間をかけたほうが良さそうです。

特徴②:給与



長期インターンの給与は、時給で支払われることが多いです。営業職の場合、成果に対してインセンティブが支払われる「成果報酬型」の給与体系の場合もあります。

給与の額は業種や職種によってさまざまですが、基本的には時給1,100円前後くらいの設定が多いですが、好条件の求人だと1,500円~2,500円くらいの条件で出ていることもあります。給与がすべてではありませんが、大事なポイントだと思うのでしっかりと選んでいきましょう。(高時給インターン求人はこちら

長期インターンは有給だと言いましたが、稀に「教育コストを支払っているから」「経験の場を与えているから」といった理由で給与が出ない企業が一部あります。

月額制や日給制で計算してみると最低賃金を下回っている企業も見受けられます。そのような企業は本当に学生のことを考えているとは言い難いため、おすすめできません。

ちゃんとしているインターン募集はたくさんあるので、そのなかから選んでいきましょう。

特徴③:参加学年

長期インターンは、学年に関係なく参加することができます。最近では、長期インターンという選択肢が広まってきたこともあり、大学1年生から参加する学生も増えてきました。Infraインターンでも年々、大学1年生からの登録は増えており、2023年5月時点だと毎月200名ほどの大学1年生が長期インターンを探すためにサイトに登録しています。

ただ、大学1・2年生の時は必修の授業も多く入っていると思います。本業の学業をおろそかにならないように時間を確保できるか確認してからインターンを探してみてください。

平日が授業で難しいという場合は、土日も勤務できるようなインターンシップ先もあるので探してみましょう。また、最近だとフルリモートで勤務できるインターンシップ先も増えてきているので、上手く隙間時間も活用して参加も可能です。

特徴④:業務内容

長期インターンでは、社員と同様の業務を行うケースが大半です。業務の内容は、職種によってさまざまです。

一見難しく感じるかもしれませんが、インターン制度を取り入れている企業は研修制度が整っていることが多いので、怖がらずに興味のある分野に挑戦しましょう。

特徴⑤:開催企業


長期インターンは、スタートアップ企業やベンチャー企業が開催していることが多いです。なので、任される裁量が大きく、スピード感もあるため、成長するにはぴったりの環境だと思います。




長期インターンのメリット・デメリットまとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事では長期インターンのメリット・デメリットや始める際の注意点をご紹介いたしました。

長期インターンは「就職活動を有利に進めたい」「自分のキャリアのために経験を積んでおきたい」「将来、新規事業や起業に挑戦したい」というような人には、参加することでたくさん良い影響・経験を得ることができます。

貴重な大学生活をより有意義な時間にするためにも、長期インターンという1つの選択肢をご自身で考えてみてください。

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Infraインターンでは、インターン相談会を毎週行っています。

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Infra相談会では、相談だけでなく、求人紹介も行っています。あなたのやりたいことや勤務条件などをヒアリングし、適切なインターン先を提案します。その他にも面接対策やES添削など、内定が出るまでしっかりサポートします。

こんな方におすすめ

✔ 長期インターンができるのかが不安
やりたいけど勤務時間がなかなか合わない
自分に合うインターン先を見つけたい
応募しているけどなかなか受からない


先輩たちの長期インターン体験談


長期インターンを理解するためには、実際にインターンをしている人の声を聞くのが一番。
参考までにインターンで活躍している3名の学生体験記を紹介します。

岡根歩美さん(慶應義塾大学商学部)



岡根さんは、JASISA(一般社団法人 日本中小企業情報化支援協議会)でライター兼企画、Sparkleboxでデジタルマーケティング業務を担当している慶応生。バイトで「代替可能な仕事はしたくない」と思ったことがきっかけで、長期インターンを始めました。

インターンでは苦手意識のあったライティングに挑戦。最初は1つの記事を仕上げるのに、今の何倍もの時間をかけていたそうです。しかし1年以上文章を書き続けた結果、今では武器になるほどのライティングスキルを習得しました。


三橋侑里さん(早稲田大学商学部)




株式会社FinTと株式会社ネットマーケティングの2社でインターンをしている三橋さん。

入学当初から「就活に対する不安」を抱えていたようです。しかし行動には移さず、大学生らしい生活を送っていました。そんな中で意識の高い先輩と出会い、不安が顕在化。「私はこれまで大学で、何をしてきたんだろう」と、今までの学生生活を悔いたそうです。

そこから長期インターンを始め、現在ではFinT運営のウェブメディア「sucle」のインスタグラムのフォロワーを10万人にまで伸ばす凄腕SNSマーケターに成長しました。


浅野ゆうきさん(産業能率大学経営学部)



受験に失敗し、第五志望の大学に通うことになった浅野さん。「勉強ができる」と自負していたこともあり、強烈な学歴コンプレックスを抱くようになりました。

そんななか、大学のカリキュラム内のインターンに参加。そこで地域活性の面白さに目覚めたそうです。インターンを通して自分の頭で考える力がつき、それが理由で第一志望だったヤフーの内定を手に入れました。

現在はWebメディアの編集長を務めながら、現在はスマホの写真素材が売買できるサービス・Snapmartで長期インターンをされています。