近年の就活生はその多くがインターンシップに参加しています。周りの友人がどんどんインターンシップに参加していたり、電車に乗っていてもインターンシップの広告を見ることが多いなどの理由で、まだ参加したことのない就活生は不安に感じるかもしれません。インターンシップと聞くと少し難しそうなイメージがある方もいるでしょうし、そのような気持ちで長期の参加は勇気がいるものです。そのような方にもオススメできるのが、ワンデーインターンシップです。


ワンデーインターンシップとはどのようなもの?

インターンシップには様々な期間のものがありますが、その中の1つにワンデーインターンシップというものが存在します。多くのインターンシップは長ければ3週間程度行われることもありますが、このワンデーインターンシップはたった1日だけなのです。近年、その数はどんどん増えてきています。内容は企業によって様々ですが、気楽に参加しやすいこともあり就活生には人気が高いです。

ワンデーインターンシップのメリット

やはり、就活生にとってはたった1日なので参加しやすいのが大きなメリットでしょう。就職活動は時間との戦いなので、1日でもしっかりとしたインターンシップ経験を得られるのならとてもありがたいものです。時間がそこまで必要にならないので、なんとなく気になっている業界や企業にも積極的に足を運ぶことができます。
 
また、ワンデーインターンシップは長期インターンシップに比べて開催回数が多いことがほとんどなので、時間の都合をつけやすかったり、少し就職活動に出遅れても参加できることがあります。もうあまり応募できるインターンシップが残っていないという方も、ワンデーインターンシップの募集はないか調べて見るようにしましょう。

企業側にもメリットはあります。それは、たくさんの就活生と出会うことができる良い機会であるということです。長期に渡るようなインターンシップでは、なかなか大量のインターン生を受け入れることは難しいですし、回数を増やすのもコストがかかってしまいます。そのため、それに比べて開催しやすいワンデーインターンシップで様々な学生と出会うことができるのは企業にとっての大きなメリットです。また、ワンデーインターンシップで参加したインターン生に自社を気に入ってもらい、その後の長期インターンシップにつなげるという手法を取っている企業もあります。インターンシップでのミスマッチを防ぐための良い手段だと言えるでしょう。

ワンデーインターンシップはどのようなことをする?

1日だけのインターンシップとなると、気持ちの面でも時間の面でも非常に参加しやすいです。せっかくそういったものがあるのなら気になる業界や企業のワンデーインターンシップにたくさん参加してみたいと考える方も多いと思います。しかしながら、他のインターンシップは長期に渡るものもあるのにも拘らず、ワンデーインターンシップはたった1日しかありません。ワンデーインターンシップではどのようなことをするのでしょうか。

実際に就業体験を行う場合

今までの長期に渡るようなインターンシップでは、就活生に業界や企業のことを深く知ってもらった上で、実際に就業体験をさせてみるというのが定番でした。ワンデーインターンシップでは、簡単な説明を聞いた後に早速業務体験であったり、実践的なグループディスカッションを行うことがあります。たった1日しかないので不安に思う方もいるかもしれませんが、企業側がしっかりといろいろなことを考えてインターンシッププログラムを作ってくださっているので安心して参加してください。

就業体験をさせてもらえるようなワンデーインターンシップはそこまで多くはありませんが、もしも出会えた場合には非常に良い機会です。やはり実際の業務に触れてみるというのは得るものがたくさんありますし、就職活動のモチベーションアップにも繋がります。そのようなワンデーインターンシップのプログラムを見つけたら、積極的に応募してみましょう。

説明会を中心に行う場合

ワンデーインターンシップでも就業体験を行わせる企業もありますが、説明会をメインとしているプログラムを組む企業も多いです。企業についての知識を深めることのできるような説明であったり、自社製品や業務内容の説明であったり、様々なことを聞くことができます。

単に説明を聴くだけではなく、実際の業務風景や工場の様子を見学できるような、雰囲気まで味わえるプログラムが用意されている企業も多くあります。1日でどこまでの知識を持って帰ってもらうのかは企業次第となっているため、どの企業も工夫をこらしてインターンシッププログラムを考えています。1日でも楽しめる内容があるので、興味のある企業や業界にはどんどん参加してみましょう。

用意されたワークショップを行う場合

受け入れ先の企業が用意した課題やテーマにそって、グループディスカッション等を行うインターンシッププログラムもよくあります。企業の現実的な問題点が課題となることも多く、社会人にはどのような目線が必要なのかを知る良い機会となるはずです。グループディスカッションは今後の本選考や社会人生活でも必須の能力なので、ぜひここで練習しておきましょう。
 
企業のことを知っていなければやりにくいグループディスカッションもあるため、そのようなテーマの場合は事前に業界や企業の研究をやっておくように指示があったり、簡単に説明をされてから行います。話を聞くだけではあまりイメージがわかないような方にはオススメのインターンシッププログラムです。

どんどんワンデーインターンシップに参加してみよう!

まだ志望する業界や企業が明確に決まっていない就活生にはかなり魅力的なのがワンデーインターンシップです。企業側が様々なプログラムを用意してくださっているので、興味のあるものにはどんどん応募してみましょう。実際にインターンシップに行くことで見えてくるものや得られるものは決して少なくありません。ワンデーインターンシップに行ったことで、とても行きたくなる業界や企業が見つかることも多いです。ワンデーインターンシップに参加して、今後の就職活動に役立てましょう。