インターンシップ で慣れない就業体験を終えてから、いろいろなことを考えると思います。
社会人としてのスキルが身について良かった、今思えばもっと上手くやれただろうから悔しい、自分をアピールできたから行って正解だった、などです。

きっと慣れないことを頑張ったということで、疲れもあるでしょう。 スーツ を脱いで着替え終えたら早く寝てしまいたいと思うかもしれません。

しかしながら、インターンシップから帰ってきてそれでもう終わりで良いのでしょうか。

何か忘れてはいませんか?

そう、インターンシップを受け入れてくれた企業側へのお礼のメール です。

インターンシップ後のお礼メールは本当に必要?

企業がインターンシップを行うのには時間や様々な費用がかかります。そのコストを払ってまで受け入れていろいろな就業体験をさせていただいたことにはお礼を言うべきだと感じる方も多いでしょう。

しかしながら、他のインターン生が送っているか不安であったり、実際にわざわざお礼のメールを送るなんてことまでしないのではないかと思う方もいるかもしれません。また、インターンシップを終えた時に直接お礼を伝えたから大丈夫と考えているインターン生もいるでしょう。

確かに送るかどうか悩む気持ちもわかりますが、それと同時に感謝の気持ちもきっとあると思います。感謝の気持ちを伝えてもらって嫌な人はいるでしょうか。忙しいとしても感謝を伝えられるのは嬉しいものです。丁寧なお礼の文章を読むと、送ってくれた人の印象が良くなるのはインターンシップでなくとも同じです。

もしも他のインターンシップ生が送っていなくとも、全く問題ありません。むしろそのほうが好都合だと考えられます。なぜなら、皆が送らなかったお礼メールをわざわざ送ることで他の就活生たちと差別化できるからです。インターンシップの担当者の方々に、とても良い印象を与えることのできるチャンスになります。

また、直接お礼を伝えたという場合でも、やはり帰ってから改めて再度お礼を伝えたほうが無難です。受け取る企業側の担当者としても、二回もお礼を言ってきたから悪い印象を受けるということにはなりません。むしろ、直接伝えてくれたのにわざわざもう一度お礼を伝えてくるのは素晴らしいと感じるはずです。

お礼のメールを書くことで、インターンシップを振り返る

インターンシップで実際に就業体験をさせていただくことで、たくさん学んだことがあったと思います。学んだことはインターンシップ以外の今後の就職活動や社会人生活でも積極的に活かしたいものです。

お礼のメールを書くためには、どのようなことを体験して、どのようなことを感じたのかを振り返る必要があります。その際に学んだことをしっかりと振り返ることで、今後の生活でも役に立つようものとなるのです。そのような効果もあるので、やはりお礼のメールは書いたほうが良いでしょう。

ここまで、お礼メールを送ることの大切さはわかっていただけたと思いますが、実際はそのマナーについてよく知らないという学生がほとんどです。

次の項目からは、お礼メールの送る時間やマナーについて解説していきます。

お礼メールはいつ送る?

インターンシップを終えた後のお礼のメールは、できるだけ早いほうが良いでしょう。

感謝されるのはいつだって嬉しいですが、期間が空いてしまうとあまり効果的ではなくなってしまいます。本当に感謝の気持ちがあれば、すぐにでも伝えようと思うのが人間だからです。だいたい三日以内にはどれだけ遅くとも送るようにしましょう。

一番ベストなのは、インターンシップを終えて帰ってすぐに送ることです。それだけすぐにメールが届いたら、本当に感謝していることや真面目にインターンシップに取り組んでいたことが伝わります。もしも帰ってすぐに送ることができなかったのであれば翌日には送っておくのがおすすめです。のんびり考えていても良い印象にはならないので、早めに送ってください。

お礼メールの注意点

インターンシップ後にお礼のメールを送ると決めたとしても、どのようなことに気をつけたら良いのかわからない方も多いと思います。感謝を伝えることは大切ですが、内容面でマナーや常識があるとアピールすることも重要です。せっかくお礼のメールを送ったとしても、それが マナー違反 なものであれば悪い印象を与えてしまうことにもなりかねません。しっかりと注意するべき点を確認してから送るようにしましょう。

まず、内容は要点を絞って長すぎないようにまとめることがポイントの一つ目です。丁寧にたくさん書いたほうが良いのではないかと思う方もいるかもしれませんが、長すぎるメールはあまり読みやすいものではありません。確かに気持ちは伝わりますが、お礼の気持ちを上手く伝えることを第一に頑張りましょう。個人的な細かいエピソードはお礼のメールでは必要ありません。

基本的な構成としては、 自己紹介 を行い、どういったプログラムの中でどのような会話をしたのか、そして今回のインターンシップのお礼や感想、本選考への意気込みをまとめると簡潔に書くことができます。だいたい15行前後の文量が無難で読みやすいです。

また、誰に宛てているメールなのかしっかりと書くようにしてください。宛先をハッキリと決めることによって、その後のお礼や感想等も詳しく書くことができます。インターンシップに行かなくても書けるようなお礼のメールは避けましょう。

以下はメールを送る際に気を付けるポイントです。


・件名は一目でわかりやすいものにする

企業の人事部は日々多くの学生とメールをやり取りしています。そんな人事担当者に手間をかけなくて済むよう、メールの件名で大まかな内容をはっきり示しましょう。
お礼メールであれば、「【インターンシップのお礼】○○大学(名前)」など、①どんな内容か②誰からのメールかが一目で分かるようにしましょう。

・宛名や挨拶を必ず書く

メールでいきなり本文を書き始めては印象も悪くなってしまいます。
「○○株式会社 人事部 新卒担当 ○○様」「〇月〇日のインターンシップに参加させていただいた○○大学の(名前)と申します。お忙しい中、丁寧なご指導をいただきまして、誠にありがとうございました。」
など、宛名や冒頭の丁寧なあいさつ文を忘れないようにしましょう。

・終わりに署名を付ける

先ほども述べたように、企業の人事部は日々たくさんの学生とやり取りしています。
返信はどこにすればよいのか、誰からのメールなのかを分かりやすくするためにも、メールの終わりに大学・学部・学年/氏名/メールアドレス/電話番号を示す署名を付けましょう。


これらのマナーはインターンシップや就活だけでなく、社会人になってからも気を付けるべきマナーです。


お礼メールの例文

実際に送るお礼のメールはどのようなものが良いでしょうか。

以下に例文を載せるので参考にして自分自身で書いてみてください。


・営業職のインターンシップ

件名:インターンシップのお礼【◯◯大学・名前】


株式会社ーー
ーー部 ーー課 ーー様
貴社のインターンシップのプログラブである△△に参加させていただきました、◯◯大学の◯◯と申します。
本日はお忙しい中、インターンシップでの様々なご指導をいただきまして、本当にありがとうございました。
以前から関心を持っておりました貴社のインターンシップに参加することは、非常に自分自身の能力を高めることに繋がりました。当初は緊張もありましたが、ーー様や社員の皆様のご指導によって、落ち着いて営業とはどのようなものなのかを学ぶことができました。
営業の方法だけではなく、社会人としてやっていくためのビジネスマナーや心構え等の多くのアドバイスをしてくださったことには非常に感謝しております。ありがとうございました。
今後の貴社の本選考においても、今回参加させていただきましたインターンシップの経験を活かすことができるように、全力で取り組んでいきたいと考えております。
末筆ながら、貴社のなお一層のご繁栄と、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
(署名)


・コンサルティング業界のインターンシップ

件名:インターンシップのお礼【〇〇大学〇〇学部(名前)】
株式会社○○ ○○部 ○○様
◯◯大学の〇〇でございます。 このたびは、貴社のインターンシッププログラムに参加させていただき、 誠にありがとうございました。
インターンシップでのご指導への感謝をお伝えしたいと思い、 このメールを送らせていただきました。

私は今回、貴社の事業内容やコンサルタントという職業に興味があり、インターンシップに応募させていただきました。
実際に業務を行ってみて、相手に完全に納得してもらう提案をすることの難しさを実感いたしました。
〇〇様にはグループの案が行き詰った中で、発想の転換の仕方や、分析に必要なデータは何か、効果的なプレゼンテーション方法などたくさんのことを教えていただきました。
○○様のアドバイスの助けもあり、コンサルティングという職業への理解が大きく深まりました。
今後も貴社のインターンシップで学んだことを活かせるように励んでいきたいと思います。
 ご多忙の中、ご指導いただき、本当にありがとうございました。
末筆ながら貴社の益々のご発展と、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願い致します。

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○○大学○○学部〇年(名前)
mail:○○○○
TEL:○○○○
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まずは素直な気持ちを伝えること

インターンシップ参加後のお礼のメールはとても重要です。送ったことがないという就活生もいますが、送らないインターン生に比べると送ったインターン生の方が受け入れ先の企業には好印象を与えることができるのは事実です。

就職活動では相手に与える印象を常に考えなければなりません。お礼のメールがあることで印象が良くなり、その後の本選考においても何らかの良い影響を受ける可能性もありえることです。せっかくインターンシップに参加させていただいたのであれば、ただ帰って終わりではなくお礼のメールを送るところまでやりきりましょう。

ただし、お礼のメールの一番の目的はインターンシップに参加させていただき、たくさんのことを経験させていただいたことへの感謝です。好印象を与えて本選考を有利に進めることが最大の目的になってしまうのはよくありません。まずは感謝の気持ちを素直に伝えることを考えて、インターンシップ後のお礼のメールは送ってみてください。