これだけはだめ!志望動機の書き出しのパターン

就活でESに志望動機を書くとき、まずは何から書けば良いのか迷うという人も少なくないはずです。
採用担当者が数多くの書類に目を通すことを考えると、書き出しで目に留まるものがいいのでは、と思いますよね。では実際に志望動機の書き出しを考えていくのですが、まずは「これはNG!」というパターンがあります。

それは、「私は経営学部に所属しており…」や「5年前、私は将来について考えたことがあり…」など、志望理由が最初に明確に書かれていないものはNGです。

志望動機を構成する上で、その人なりに展開していく「読ませ方」をすることがあると思いますが、まずは志望動機をはっきり伝えましょう。

ESでも面接でも、大事にしてほしいのは「質問に対する答えを最初に伝える」ことです。
これは社会人になっても必要で、「これ明日までにできる?」という質問に、「私は明日の朝にまずAをやって、午後は○○さんと一緒にB社に出掛ける予定がありまして、帰社後は…」と返されたら、聞いているほうは「早く結論を教えてよ!」となりますよね。結論がわからないまま話を聞かされても、何の話なの?となってしまい内容が頭に入ってこないものです。それと同じように、志望動機を聞かれているのですから端的に最初に志望動機を答えましょう。

就活でうまくいく!志望動機の書き出しのパターン

まずは書き出しのNG例を説明しました。では、具体的にどのような書き出しが良いのか、ポイントを見ていきましょう。

・結論が先

書き出しは「結論から」です。志望動機の結論とは、そのまま「企業を志望する理由」のことですね。シンプルに「私が貴社を志望した理由は○○だからです。」という形がわかりやすいでしょう。

・結論は端的に伝える

なぜその会社に入りたいと思ったのかは、一文で端的に伝えましょう。動機をあれもこれもと盛り込みすぎると、なにが一番伝えたいことなのかわからなくなってしまいます。一文もつらつらと書いてしまうと、「結局何が言いたいのだろう」と思われてしまい、メッセージが弱くなってしまいます。動機がいくつかあっても、一番の結論を端的に書き出しましょう。

・結論の理由を書く

はじめに志望動機を書いたら、そのあとは「なぜその動機なのか」という理由の部分を書いていきましょう。採用担当者は動機自体だけでなく、そう結論づけた「理由」の部分も重視します。
理由の部分で、就活生一人ひとりの人間性や考え方を知ることができるからです。この部分で、担当者を納得させることが大切です。薄い理由では、せっかくの志望動機も魅力が半減してしまいます。自身のこれまでの経験やエピソードを交えたりして、あなたの言葉で説得力を持たせていくというイメージで書いていきましょう。
また誰にでも書けるようなことは採用担当者の目に留まりません。ですので、結論の理由部分で熱意を伝えていきましょう。

・その企業だけに当てはまる動機か

志望動機は、あなたの思いを伝えると同時に、その企業でなければいけない話を書きましょう。どこにでも通用するような理由は興味を持たれません。その会社のための志望動機になっているのか確認しましょう。そのためにも企業研究が重要になってきます。

おさえておこう!志望動機の書き出しのパターン

書き出しのルールがわかったところで、ここからは動機のパターンを見ていきます。

(1)目標を動機にして書き出す

まず1つが「目標」を動機にしたものです。あなたの成し遂げたいことや目標にしていること、なぜそう思っているのかを伝えていくものです。
「貴社で○○をしていきたい。それは△△ということを感じたからです。」という形です。自分が働くことで、周りに影響を与えていきたいということが志望動機となっているときは、この形が当てはまるでしょう。
注意したいのは、絵に描いた餅にならないことです。あまりに現実離れしたことや夢物語のような印象を与えると、採用担当者の心には響きません。実現していくための根拠や展望など、しっかり地に足の着いた動機を形成しましょう。そのためにも、なぜそう感じたのかを自分なりの話で説明することが大切です。

(2)貢献できることを動機にして書き出す

2つ目が、「貢献できること」を軸にした動機です。いま自分が持っている能力やスキル、経験がある場合、志望企業に入社してそれらを活かして貢献していきたいというものです。
「私は○○ができるので、△△に貢献できると思い志望しました。」というものです。
自分が今持っているスキルを手に入れるまでの努力や、経験をしたことによる考え方の変化など、自分らしい志望動機を書きやすいでしょう。実際に出来ることを根拠にしているので、採用担当者を説得するという目的も果たしやすいです。
このパターンで書く場合、志望動機と自己PRは違うということに注意しましょう。あくまでも、なぜその企業を選んだかを書く欄です。自己PRばかりで、志望動機に結びついてないなんてことがないように、心がけましょう。

(3)興味を持ったきっかけを動機にする

3つ目が、その企業を知ったきっかけや興味を持ったきっかけを動機にするというものです。
「志望した理由は、○○が好きでその中でも特に貴社に興味を持ったからです。」という形です。
この形のいいところは、企業へのオリジナルメッセージを届けやすいことです。志望動機はその企業だけに当てはまるかどうかが大切とお伝えしました。それに加えて、企業は「どうやって当社を見つけたのか」を知りたいものです。企業との出会いやどんなところに興味を持ったのかを具体的に書いていくことで、わかりやすい志望動機になるでしょう。

気をつけたいのが、働く意欲を見せられるかどうかです。単純に企業との思い出や企業の良いところを出していくだけではいけません。あくまでも動機として興味を持ったことを伝えて、入社後にやっていきたいことや、貢献していきたいことを明確にしていきましょう。

就活でうまくいく!志望動機の書き出しの例文

それでは、ポイントを踏まえた書き出しの例文を見てみましょう。

(1)自分の目標が動機

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私が貴社を志望した理由は、車づくりによって事故のない世の中をつくっていきたいと考えたからです。
大学で自動車社会について勉強し、事故によって亡くなる方の多さや、後遺症に悩む事故被害者の心情を知りました。
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その中でも貴社は、どのメーカーよりも早く衝突回避システムを研究し、実際に市場に広めた実績があると知りました。
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(2)貢献できることが動機

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私は宅地建物取引士の資格を活かして、貴社業務に貢献したいと思い志望しました。
宅建士の資格を取ろうと思ったのは、仕事にも自身の将来にも役立つ資格だと知ったからです。
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勉強で得た知識と必要な資格を満たしているので、すぐに戦力として活躍できるのはと考えています。
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(3)企業への興味が動機

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私が貴社を志望した理由は、いろいろな広告を目にしてきた中で、貴社の作った広告に魅力を感じたからです。
コピーライター講座に通っていたとき、講師をしてくださった○○さんという方が貴社の出身ということを知り興味を持ちました。
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より多くの方へ商品の魅力を伝えるコピーライターとして活躍していきたいと思います。
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最後に

採用担当者の目に留まる志望動機の書き出しについてご紹介しました。大切なことは、聞かれたことにまずは答えることです。書き出しの方法がわかれば、あとは内容を自分らしく作り込んでみてください。ありきたりな動機にならないように、自己分析や企業研究を欠かさないことも重要です。

採用担当者の目に留まる志望動機で、意欲や熱意を伝えていきましょう!