就活時のメガネってどうしたらいい?

普段メガネをかけている人でも、就活の面接や履歴書用の証明写真を撮るときなどは「メガネをかけていてもいいのかな?」と悩むことがあるでしょう。「コンタクトにするべきだろうか」と思うかもしれませんが、メガネをかけていても全く問題ありません。むしろ、メガネをかけていることで知的な印象を与えたり、印象に残りやすかったりします。
そこで注意したいのが、どんなメガネをかけているのかということ。これまで個人の好みでメガネを選んできた人でも、就活においては相手に与える印象を考えなくてはなりません。そのため、どんなメガネでもいいわけではなく、就活の面接でかけてはいけないメガネもあります。面接官は、就活生のマナーやTPOをわきまえた振る舞いにも注目しているため、見た目にも気を使う必要があるんです。
また一部の職種では仕事柄、メガネをかけることが禁止されているので注意が必要です。メガネをかけていて問題ない面接でも、印象の良くないメガネがありますので、就活時に気をつけるべきポイントを確認していきましょう。

就活の面接時に避けるべきメガネ

まず就活の場にふさわしくないメガネがこちらです。
・レンズに色が付いているもの
・フレームが太いもの
・色が派手なもの
・デザインが特殊なもの

レンズに色が付いているのはサングラスだけではありません。ブルーライトカットをしてくれるパソコン用メガネを普段からかけていたり、紫外線対策でUVカットメガネをかけていたりするとレンズに色が付いている可能性があります。クリアレンズを選んでいても、電灯の光がレンズに青く反射したりするので注意しましょう。

また、セルフレーム(プラスチック素材のフレーム)のメガネは、フレームが太くなりがちなので避けたほうが良いでしょう。フレームが太いとメガネの主張が強くなってしまい、顔の印象がぼやけてしまいます。

色については、派手なものは避けましょう。メガネによって「真面目」「知的」という印象を持たせるためにも、派手な赤や青のフレームや、複数の色が混ざり合っているようなものはオススメしません。

就活ではデザイン性の高いメガネも避けましょう。たとえば丸メガネや、テンプル(つるの部分)が特徴的なものなどです。ただ、ファッション業界やメガネに関わる職種であれば問題ない場合もあるので、確認しておきましょう。

就活時のメガネで気をつけたいのは、主張が強すぎないこと。社会人に適しているか、会社に合いそうかといったことを判断される就活において、メガネでオシャレさをアピールする必要はありません。凝ったデザインのものや派手なものは避けるのが無難でしょう。

職種によってはメガネ自体がNGのものもあります。客室乗務員や美容部員は、仕事でメガネをかけることが禁止されています。客室乗務員はメガネをかけていることで危険があったり、美容部員はメイクのお手本となるために顔がメガネで隠れるのが良くなかったりと、それぞれ理由があります。会社の決まりでメガネ禁止、なんてところもあったりするので、説明会に行ったときなどに社員さんを観察してみるといいかもしれませんね。

就活に適切なメガネの選び方

NG例がわかったところで、続いては具体的にどんなメガネで就活に臨めば良いのかを見ていきましょう。

・サイズ

メガネのサイズは横幅と縦幅を意識しましょう。まず横幅ですが、顔の最大横幅とメガネのフレームの横幅が同じ長さになると良いと言われています。縦幅は、眉からあごの先を顔の長さとして、その三分の一以下に留めましょう。サイズを意識することで、自分に似合っているメガネを選べるはずです。

・色

レンズは色の付いていないクリアレンズを選びましょう。フレームのカラーは、黒やシルバー、こげ茶などの落ち着いたものが良いでしょう。

・素材

きちんとした印象を与えられるメタルフレームがオススメです。プラスチック素材を選ぶ場合、カジュアルな印象を与えることが多いので色味やフレームに気を遣いましょう。

・形

形についてはそれぞれの顔型によって、似合うものがあります。以下で詳しく解説しています。

顔型別、メガネの選び方

メガネのデザインは一概にこれがベストというものではなく、顔型によってその人の魅力を引き出せるメガネの形が変わってきます。顔型別に似合うメガネについてご紹介しますので、メガネ選びの参考にしてみてください。

・丸顔

丸顔の人には「スクエアタイプ」のメガネが似合います。角のあるフレームを選ぶことによって、シャープさが増しすっきりとした印象を与えることができるでしょう。その他にも、顔の縦幅を強調する効果を持つ「ハーフリムタイプ」「ブロータイプ」もオススメです。避けたほうが良いのは、丸みのある「ラウンドタイプ」や「オーバルタイプ」のものです。丸顔に丸みのあるメガネを合わせてしまうとスマートさが欠けてしまうので気をつけたいところです。カラーについては、黒だと重たさが出てしまうので、シルバー・茶・濃い赤などの色味にしてみましょう。

・面長顔

面長顔の人にオススメなのが「ウェリントンタイプ」「ボストンタイプ」です。これらは縦幅があるので、面長をカバーしてくれる効果があります。一方「ハーフリムタイプ」は顔の長さが強調されるのでオススメできません。

・三角顔

三角顔の人に似合うのが「オーバルタイプ」や「ラウンドタイプ」のメガネです。シャープな顔立ちに丸みのあるタイプのメガネを合わせることで、柔らかな印象を加えてくれます。「ボストンタイプ」も良いでしょう。細長いデザインやフレームがないタイプだと、全体がキリッとしすぎて冷たい印象を与えてしまう可能性があるので避けたほうが良いでしょう。

・四角顔

四角顔の人には「オーバルタイプ」「ボストンタイプ」がオススメです。縦幅が大きいものや丸みのあるデザインを選ぶことで、四角を和らげてくれます。「スクエアタイプ」を選ぶと、四角と四角になってしまい、余計に角張ったイメージが強くなるのでオススメしません。

男女別、メガネの選び方

最後に男女別でオススメのメガネをみていきましょう。先程のように顔型によって合う・合わないがありますので、実際にかけて確認するようにしてください。

・男性

男性にオススメなのが、「ウェリントンタイプ」です。リムが逆台形になっているこのメガネは、知的な印象、大人っぽい印象を与えられるので多くの人に愛用されています。日本人の顔にも向いているメガネなので、ビジネスの場でもオススメです。

・女性

女性にオススメなのが「オーバルタイプ」のメガネです。柔らかさを与える丸みのあるデザインが合っているでしょう。茶色が肌に馴染みやすいですが、カラーに迷ったら華やかさを出すために暖色系を選ぶと良いでしょう。

まとめ

就活におけるメガネについて解説しました。メガネは医療器具であるとともにファッションの側面も持ち合わせています。ただ、就活時には「相手にどう見られるか」「どんな印象を与えるか」を考えてメガネを選ぶ必要があります。メガネをきれいに拭いておくことも身だしなみの一つです。また、履歴書に貼る証明写真と面接のときは、メガネの有無はもちろん、同じメガネをかけておくようにしましょう。面接後に書類を見た時に思い出しやすいように統一しておくと良いです。就活でメガネをかけているからといって不利なことはありません。かける場合はデザインやカラーに注意して、就活用にしっかりメガネを選定しておきましょう。