就活では腕時計をつけておこう!


今の時代、携帯電話を時計代わりにしている人も多いと思います。実際、携帯電話を見れば時間がわかるので、腕時計は日常生活で必ずしも必要ではない存在になりつつあります。

それでも、就活では腕時計を身につけるべきです。一体なぜでしょうか?以下に理由を挙げます。


腕時計をつけることは身だしなみのマナーの1つ

採用担当者や面接官によっては、腕時計をつけることを1つの身だしなみだと考えている場合があります。実際、ひと昔前までは携帯電話など存在していなかったわけで「スーツには腕時計」というのがビジネスマンの常識でした。ですから、腕時計をしていないとマイナスの印象を与えかねません。


携帯電話を見ることはマナー違反

就活中の会社説明会やOBOG訪問、面接などの場面において、他の人の前で携帯電話を取り出すことは失礼なこととみなされてしまいます。ですから、マナー違反を避けるためにも腕時計を身につける必要があります。


筆記試験で携帯電話は禁止されている

当然のことですが、筆記試験中に携帯電話を見ることは禁止されています。会場に時計がない場合もありますので、時間確認のためにも腕時計をしているなら安心です。試験中に時間をチェックできないとかなり困ったことになるでしょう。


素早く時間を確認できる

携帯電話で時間を確認するためにはわざわざポケットやカバンから取り出さなければなりません。そのため、素早く時間を見ることができませんし、時間の確認がおろそかになったりもします。急いでいる時などはそれが命取りになるかもしれません。また、時間確認の度に携帯電話を取り出していると手元が狂って落としてしまうリスクもあります。腕時計であれば素早く時間を確認できますし、落としてしまう恐れもありません。




就活にふさわしい腕時計とは「男性編」


ここまでで、就活には腕時計が必要であることがわかりました。でも腕時計であれば何でもいいというわけではありません。ここで、就活生にふさわしい腕時計とはどのようなものなのかをご紹介します。まず、男性向けのご説明をします。


表示形式

デジタル表示の腕時計はカジュアルだとみなされます。アナログ形式のものを選びましょう。アナログの腕時計のうち、3針タイプがもっともシンプルでおすすめですが、派手なデザインでなければクロノグラフの腕時計も許容範囲と言えます。


文字盤

就活のファッションで派手さや華やかさは必要ありません。文字盤の色は黒・白・ネイビーなどの落ち着いた印象を与えるものにしましょう。また、ブロンドのモチーフが大きく入ったデザインも避けた方が良いです。


ベルト

ベルトが革か金属でできた腕時計を選びましょう。革ベルトの場合は、黒色にしましょう。靴やベルトなどの他の革製品と色を統一するのがマナーだからです。ただ、夏場の暑い時期には汗がしみこんで臭いが付着するというデメリットがありますので注意しましょう。金属ベルトの場合は最もスタンダードなシルバーを選ぶようにして下さい。ビニールやプラスチック、布製のベルトはカジュアル過ぎますのでNGです。


ケースの厚み

時計本体のケースに厚みがあり過ぎるとワイシャツの袖口のラインが崩れてしまいます。ですから、ケースは薄めのものがおすすめです。


予算

就活において10万、20万円もする高級ブランドの腕時計をするのはNGです。「生意気」「お坊ちゃま」「慎みがない」という印象を与えかねないからです。社会人になってからも同じ腕時計を使い続ける予定の就活生はある程度の金額の腕時計を購入したいと思うでしょうが、どんなに高額でも3万円くらいのものにしましょう。逆に、就活が終わったらその腕時計とはサヨナラするという就活生は安い腕時計を好むかもしれません。あまり安過ぎるとすぐに壊れてしまうことがありますので注意する必要がありますが、今は3,000円程度でも十分な耐久性の腕時計を入手できるでしょう。


オススメのブランド

SEIKO」「CITIZEN」などの日本の有名メーカーの腕時計の品質はとても良いですし、幅広い年齢層の人に受けがいいと言えます。SEIKOであれば「REGUNO」シリーズがおすすめです。SEIKOの中で一番スタンダードなモデルですので、就活にはもってこいです。CITIZENの場合は「CITIZENコレクション」がシンプルで就活にも使いやすいブランドとなっています。


海外メーカーの腕時計であれば、「Daniel Wellington(ダニエル・ウェリントン)」の腕時計はスーツに合うシンプルなデザインが多いのでおすすめです。中でも「CLASSIC SHEFFIELD」は就活生向きのものブランドになります。



就活にふさわしい腕時計とは「女性編」


次に、女性の就活生が腕時計を選ぶ上でのポイントをご紹介します。女性がオシャレをすることはビジネスマナーの1つであるとみなされているため、ビジネスシーンでのファッションの自由度は男性よりも女性の方が広いです。腕時計についても同じことが言えます。ただ、それでも選ぶ際の注意点がありますので、気をつけて下さい。


表示形式

男性と同様、デジタル表示の腕時計は避けて下さい。アナログ形式のものを選びましょう。3針タイプがクロノグラフの腕時計を身につけるようにして下さい。


文字盤

文字盤の色に関しては、男性の場合よりも許容範囲が広いです。ゴールドや赤など、よほど派手でなければ何色でも問題ありません。ただ、男性と同様にブランドの名前やデザインが大きく入ったものは避けるようにしましょう。また、ストーンやラメがたくさん散りばめられた文字盤も華美な印象を与えてしまいますのでNGです。


ベルト

ベルトの素材は革か金属が就活にふさわしいです。革ベルトの場合は、黒や茶、ベージュなどの落ち着いた色にしましょう。金属ベルトの色はシルバーやゴールドピンクなどが好ましいとされます。ビニールやエナメルの素材できたベルトはスーツに合いませんのでおすすめできません。


ケースの厚み

男性用とは違って重厚なデザインのものは少ないので、ケースの厚みが問題となることはあまりないでしょう。いずれにしても、ケースが厚過ぎるものは避けた方が良いです。


予算

男性と同様の理由で高級腕時計は避けましょう。


オススメのブランド

やはりSEIKOCITIZENなどの日本メーカーの腕時計がおすすめです。SEIKOの中では「LUKIA」というブランドのデザインは透明感や清潔感があり、就活に向いていると言えます。また、CITIZENであれば「クロスシー」や「wicca」がおすすめです。クロスシーは上品なデザインの腕時計が多くwiccaの腕時計には程よく可愛らしいデザインが施されています。値段はwiccaの方が安価です。




まとめ


今回は就活で腕時計を身につける重要性や腕時計の選び方について考えました。言うまでもなく、腕時計がアピールポイントになって内定に直接つながるということはまずありません。


腕時計を慎重に選ぶべきなのは、腕時計がアピールになるからではなく、マイナスポイントになってしまう可能性があるからです。腕時計で悪い印象を面接官や採用担当者に与えないようにしなければならないのです。


ですから、就活において自己主張の強い派手なデザインの腕時計を身につけることにメリットは全くありません。むしろ、控えめで落ち着いた印象を与えるデザインを選ぶべきなのです。今回取り上げたポイントに従って腕時計を選ぶならば、おのずとそうしたデザインのものになることでしょう。是非、腕時計を慎重に選んで就活を成功させて下さい。