就職活動を行っていると必ず避けられないのが面接です。インターンシップや就活での面接は、個人面接集団面接など形は違えど、予習や練習をしているとその成果が出てくるものになります。

しかし、少しでもマナーを間違ってしまうと面接官に悪い印象を与えてしまい、志望動機や自己PRとは関係のないところで評価が下がってしまうことになります。
言う内容をせっかく準備しても、マナーで減点されてしまってはもったいないですよね。

では面接の時にどのようなマナーを気をつけて挑めば良いのでしょうか。そこで今回は面接の際に気をつけるべきマナーを紹介します。






面接のマナーを知っておこう


就職活動において印象と言うものは大事になります。面接にもマナーがありこのマナーを知っておくことで自信を持って面接に挑めることや面接官からの印象も上がる事は間違いありません。これは大学の就職支援課などでも言われると思いますが、しっかりとここでも予習をしておきましょう。

また、「周りの就活生と違う行動を取ってしまった...」というようなことで動揺してしまうことにもつながります。
面接のマナーを知っておくことで落ち着いた気持ちで面接に挑むことができるのです。

入室するときに気をつけること


まず、面接会場に入るまでですが絶対に遅刻はしないようにしましょう。企業に到着するまでの時間にゆとりを持ち、事前に面接で話すことの確認を行うようにしましょう。

企業には5分前までには必ず到着するようにして、入り口ではコート・マフラー等を脱ぎ、携帯電話が面接中に鳴らないよう必ず電源をオフにしておきましょう。

ここで身だしなみも最終チェックしておくとより良いです。スーツやシャツにしわができていないか、髪の毛は清潔な印象になっているかなどを確認しておきましょう。

早すぎる到着も企業側に迷惑なので約束の時間まで待ってから受付に申し出るようにしましょう。目安は10~15分前くらいです。
やむを得ず交通機関などの事故で遅れそうな場合は、必ずメールではなく電話の連絡を入れるようにしましょう。
やむを得ない事情であれば、企業の人事も開始時刻をずらしたり別日に面接を入れなおしたりなどの対応をしてくれるので、慌てず落ち着いて対応しましょう。

企業によっては面接の準備ができるまで控え室で待たされることもあるかと思います。面接前は心の準備をしっかりとして、落ち着いた状態でスムーズに面接に入れるようにしましょう。

続いて、入室時のマナーですが入室時は軽くドアをノックし、どうぞと言う声がかかってから開けるようにしましょう。
入室する時「失礼いたします」の声も忘れないようにしましょう。面接室に入ったら静かにドアを閉めます。
また、面接室に案内されても面接官がまだ来ていない場合があります。その時は下座の席の横に立って待つようにしましょう。下座は出入口側の席のことを言います。

面接官が入室したら、正面を向いて「本日はよろしくお願いいたします」と一礼をしましょう。
ここから面接がスタートします。面接官にいい印象を与えられるように、はっきりと聞こえる声で挨拶しましょう。

そして面接官から「どうぞおかけ下さい」と言われてから椅子に座ります。


コートやカバンはどうすればいいの?


面接に入った際に困ることの一つが、コートやカバンなど自分の身に付けていたものをどこに置くかということかと思います。

まずカバンについてですが、カバンは自分の椅子の横に椅子と平行になるようにおくようにしましょう。しかし、カバンが倒れてしまってはいけないため、カバンは倒れないようなものを買うようにしましょう。あくまでカバンは立てておくようにしましょう。

次にコートですが空いている椅子があるならそこに畳んでおくようにしましょう。
もし空いている椅子がない場合は自分のカバンの上に置くようにしましょう。

とにかく1つだけ言える事は自分の椅子に上着をかける事はNGです。これはビジネスマナーとしても決まっていることなので絶対にしないようにしましょう。

しかし、集団面接の際はまた条件が異なります。集団面接の際は荷物を置くスペースを設けている企業もあるかと思います。
その場合は指示された場所に置くようにしましょう。

集団面接では特に荷物は置くことができるスペースも限られているので、荷物は一つにまとめるようにしましょう。
駅のコインロッカーなどを利用して、自分の就活用の荷物以外は全部預けるようにしましょう。そうすることで移動もしやすくなりますし、ゴタゴタしてると言う印象はなく済むかと思います。

面接が終わって退室するとき


面接が終わった場合、次は退室します。書類や名刺などをカバンにしまい立ち上がりましょう。面接が終わり気が抜けてしまうかもしれませんが退室するまではしっかりと対応するようにしましょう。

まずは椅子の横に立ち、「ありがとうございました。」とお礼を伝えドアの前でも一礼をしてドアを開けます。ドアは静かに開けて静かに閉めるようにしましょう。

また、面接が終わった後、手口やエレベーターホールまで採用担当者や案内係が見送ってくれる場合もあります。その場合は案内に従いましょう。別れる時「失礼いたします」と一礼をしましょう。

ここまででようやく面接終了です。ここまではいくら疲れていても気を抜かないようにしましょう。面接は一つの企業につき3~4回ほど設けている企業が一般的なので、これ以降もその企業と関わっているという意識はしっかりと持ち続けるようにしましょう。

面接で緊張するときは?


面接は自分の将来がかかっていると思うとやはり緊張するものです。もし自分が緊張していてもあせらず、しっかりと自分が落ち着く方法をとりましょう。

また、周りの人たちはあまり緊張してないように見えるかもしれませんが、大体の人は緊張しています。自分は緊張していてダメだとは思わないようにしてください。こういうときに自分なりに緊張を解く方法が身に付いていると楽になるかと思います。

例えばよく聞くのは深呼吸をいっぱいするということです。現に様々な就活生もこの方法をとっています。困った時は深呼吸をしてみるというのも良いのではないでしょうか。

次に少し体を動かすという方法もあります。しかし待合室や控え室などで体動かすのは困難なため、柔軟運動ぐらいしかできないかと思いますがそれだけでも少しリラックスすることができます。自分なりに体動かす方法などを考えておくと良いかもしれません。

面接中もありのままの自分を見せようと思えば、あまり緊張しないかと思います。もし、素の自分を出し切ってダメだった場合、それで落ちたら仕方ないと思えるはずです。それぐらいのリラックスした状況で面接に挑むととても楽に面接を終えることができるのではないでしょうか。

面接で極度に緊張しないためにも、聞かれそうな質問への準備や企業研究は怠らないようにしましょう。
また、就活本番の面接がスタートする前に、短期インターンシップや長期インターンシップで選考に慣れておくことも緊張しないための有効な手段だといえます。



まとめ

 
今回は入退室の方法や、カバン・コートなどの持ち物に関する注意点など面接の基礎となるマナーを紹介しましたが、これらのマナーはビジネスマナーとして常識であり、しっかりと覚えておく必要があります。
社会に出てからもこのような最低限のマナーは使いますし、ビジネスマナーは覚えていないと失礼に値します。

あなたがこれから社会人として活躍する上でも必要不可欠な知識なため、しっかりと覚えておきましょう。
また、面接に挑む前にインターンやOB訪問などでビジネスマナーを習慣化させておくと良いかと思います。そうすることでミスもなるでしょう。

しっかりと事前準備をして、内定を勝ち取りましょう!