皆さんは内定ブルーと言うワードをご存知でしょうか。
これは就職活動を必死にがんばり、勝ち取った人たちが就職活動を終えてなってしまうメンタル的な問題です。
もしかすると就職活動を終えてしばらくしてから、内定ブルーになってしまう人もいるかと思います。「自分は関係ない」と思わずに就職活動が終わったときに困らないようにしっかりと把握しておく必要があります。




「内定ブルー」って一体なに?


そもそも内定ブルーとはなんなのでしょうか。内定ブルーとは、内々定をもらって入社予定企業が決まった後に、自分はこの先社会人としてやっていけるのか、これから出会う人たちとうまくやっていけるのかと言う不安や憂鬱な気分を抱えている状態です。

多くの学生が自分の力量や環境に対する不安を持っており、社会人になりたくないとまで思ってしまう人もいるようです。また、自分にとってもっと良い企業があったのではないかということも不安の1つのようです。

内定を獲得した多くの就活生はこういった感情に陥りやすく、最悪の場合、こういった感情を引きずったまま、仕事を開始することになってしまいます。本当にこの企業でいいのかという感情を抱いたまま、その企業で働くことはうつ病などにもなりうる原因にもなってしまうため、しっかりと内定ブルーを解消してから働き始めるようにしましょう。

何故ブルーになってしまうのか


内定ブルーになる原因はいくつかあります。
まず本質的な問題として別の人生を捨てることに対する悲しみです。先程言った通り他の企業にも就職はできたと言う人も多いかと思います。就職活動をあっさり止めてしまった人にありがちですが、早めに就職活動を終えてしまった人は他にも良い企業があったのかもと考え込みがちです。早いうちに就活を終えることは楽ではありますが、早めに就職先を決めると、その分本当にこれで良いのかと考える時間も多いです。

次に自分自身がその就職先に納得していないことが多いです。本当にこの就職先でいいのかという悩みもこれに基づきます。自分自身満足いく結果が出ずに今の就職先を選んだり、想像していたような企業ではないと言う時はこの原因によって内定ブルーになる人が多いです。就職活動はあくまで自分で意思決定をしなければいけないので、自分が納得しなければずっとこの悩みが尽き纏います。とにかく自分が100%納得がいくまで就職活動をする必要があります。

この2つの原因で内定ブルーになる人が多いようです。内定ブルーは約7割の学生がなると言われています。それほど多い割合なので、もし自分が同じような境遇になったとしても、あまり深く悩まず、解決方法などを試してみると良いと思います。


内定ブルーになってしまったらどうする?


もし内定ブルーになってしまった場合、どうすればモチベーションを上げることができるのでしょうか。そんな内定ブルーからの脱し方を紹介します。

まずは内定先企業の方々とたくさん話し合ってモチベーションを上げると言うことが大事です。
特に同期などと仲良くなるとこのメンバーとなら頑張れると言う前向きになれる可能性が高いためコミニケーションをたくさんとりましょう。
もし、自分がこの会社で役に立てるのか、活躍できるのかということが不安な人は内定者懇親会に行き、人事の人と気軽に話せる場があったらそこで身構えずに聞いてみるのもオススメです。きっと人事の人は答えてくれるかと思います。またその場で入社までに準備しておいた方が良いことなども聞いておくとさらに良いです。

次に本当に内定予定先の企業で良いのかと言う人に向けてです。そういった人たちは周りの人に相談してみるのも良いかと思います。家族や大学の教授など自分より目上の人に聞いてみるとより良い意見が聞けるかと思います。

また福利厚生や待遇等で気になることがあるならば直接人事に問い合わせてみるのも良いでしょう。内定しているので、そういったことを聞く権利はもちろんあります。また企業側の人も内定者が不安を持ったまま入社はして欲しくないかと思います。一緒に仕事をしていく仲間として真実を伝えてくれるかと思います。引け目に思うことなく素直に聞いてみることも時には良いでしょう。

内定ブルーを解決するためにも必要なことなので、自分が内定ブルーになっているなと感じた時は自分の気持ちを前向きにするためにも周りの力を借りると良いかと思います。

内定ブルーにならないために



それでは内定ブルーにならないためにはどうすれば良いのでしょうか。比較的内定ブルーになっている学生は多いですが、もちろんならないと言う学生もいます。そんな内定ブルーにならない学生はどんなことをしているのでしょうか。

まず、就職留年や内定0を恐れてあまり興味がなかったり、行きたくない企業まで受ける学生もいますがこれはやめておきましょう。結果的に自分が行きたくない企業に行くことになった場合、内定ブルーに陥りがちです。就職留年になる事はあまりマイナスに捉えずに来年こそは良い企業に就職しようと言うモチベーションを保っても良いのではないでしょうか。

次に本当に行きたい企業の採用試験を受けないという人も思います。これは内定をもらうのがとても難しく、希望者も多い場合に起こりがちです。
それほど行きたくない企業でも合格確率が高いと判断すれば、逆に本当に行きたい企業の合格確率が低いと判断すれば断念する人も出てくるでしょう。
しかし、自分にとって1番理想の企業受けることがとても大切です。たとえそれが合格確率が低くても受けるべきです。受けたのと受けてないのではその後のモチベーションも変わってくることでしょう。

ここで大事になってくるのが、自分にとって理想の企業というものを明確にしておくということです。自分が働く上でゆずれないポイント、理想としていることなどをいちどリストアップしておくと良いかと思います。
そのリストを最低限満たしている企業のみを受けることで内定ブルーになったとしても、比較的そこまで深く考えずに済むかと思います。

内定ブルーにならないためには内定前の就活段階と内定から入社までの段階での環境や行動が非常に大切になります。
あくまで自発的な行動が求められ、ため込んでしまったに、1人で悩んでしまったりすると逆に悪影響かもしれません。できる事はしっかりと今のうちに対策をしておいて、できるだけ内定ブルーを避けて生活していくのが良いかと思います。

まとめ

 
今回は就職内定者が陥りやすい内定ブルーについて紹介しましたが誰しもこういった不安や憂鬱な気持ちにはなりがちかと思います。しかし、内定ブルーが関わってくるのはあなたの一生担う仕事に関することです。あなたのそのメンタル状況が仕事環境を悪化させることもなくはないでしょう。
もし、少しでも思い当たるような感情になったときは今一度自分と向き合って、自分が今取るべき行動を考えてみましょう。そうすれば、自分がどうして行きたいのかがわかり、内定ブルーからも脱却できるかと思います。