こんにちは。Infra新卒学生サポート担当の周です。

本日はInfraを活用してくれている就活生向けに、面接で合格を獲得できるプレゼンテーションスキルを紹介させていただきます。

私自身、2022年卒採用においては、Infraを運営する株式会社Legaseedの新卒採用責任者として年間1.7万人のエントリーを集め、その後の選考や面接をすべて担当していました。その経験を活かし人事目線でのリアルなお話をお届けしていきます!


そもそも企業はなぜ面接をするのだろう?


企業にとって採用活動とは未来への投資活動です。

仲間として迎え入れ、毎月お給料を払い、共にお客様への価値提供としての事業を推進したり、会社の成長をつくっていくために採用活動を行っています。もし仮に、採用した学生が定年退職までその企業に勤めると、給与や福利厚生、教育費用を含めると3億円以上になると言われています。つまり企業は採用活動において、選考を通して”目の前の学生に投資をする価値があるか”を見極めているということです。


面接とはまさにこの見極めの時間。

候補学生から過去の経験や将来やりたいことを聞く中で、お給料以上の利益を自社へもたらし、会社の成長をともに創る仲間として迎え入れられるのかを見ているのです。いわば、学生にとってみれば、面接の場は投資をしてもらうためのプレゼンテーションをする時間です。面接が苦手だな、と感じている方は、これからご紹介する5つのポイントを意識して面接に挑戦してみてください。


面接官の心を動かす究極のプレゼンテーションスキル


プレゼンテーションとは、目的を達成するために意思を伝えること。そして共感をしてもらうことです。つまり、説明することや、解説することがゴールではありません。自分の伝えたかったことが相手に伝わって、提案が採用されることがプレゼンテーションの成功と言えます。


①伝えるものに自信をもって臨む

面接の売り物は自分自身です。まずは企業が自分を採用したほうがよいと想えている状態で面接に挑みましょう。そのためにも自分が面接官だったら自分を採用するというレベルまで自分の良さを言語化することが大切です。自分の強み・魅力は自分の過去のエピソードから考えるだけでなく、身の回りの人にリサーチしてみてください。


②相手が望んでいるものを掴んでおく

いきなり商品の説明をする営業マンはなかなか売れません。売れる営業マンは、相手の願望や解決したいことを確認して、それに合わせて商品説明を行います。面接であれば、面接官が「どんな人材と働きたいか」を知る必要があります。その会社のビジョンや求める人物像を事前に確認して、会社が望む人材を掴んでおくこと、加えて、面接の場で面接官から採用したい人材を聞くことができると相手に合わせた自分のアピールをすることができます。


③特徴ではなく、利点を伝える

自己アピールをする際に、能力や実績だけを伝えると、特徴で終わってしまいます。面接官は会社が得られるメリットを知りたいので、入社後の活躍イメージを相手に持っていただける利点を伝えるようにしましょう。栄養ドリンクであれば「○○が1000mg配合」という特徴ではなく、「疲労回復」と書かれている方がわかりやすいのと一緒です。エピソードを話すだけではなく、自分の強みがどう活かされ、会社に貢献できるかを伝えることが大切です。


④主張(結論)→根拠→具体例の順で伝える

自分の答えを伝えている間に、何を話していたのか迷子になってしまう学生がいます。話す際は、まず質問に対しての自分なりの主張(=結論)を伝えます。その後になぜその主張なのかという根拠を説明し、具体的に実際どうしたのかをエピソードで述べていきます。この3つをセットで伝えることで相手の納得性が高まります。答えるときは必ずこの3つを伝えるように、心の中で唱えてみてください。


⑤感謝の気持ちを忘れない

最後に何かを伝える際は自己PRで印象付けることも大切ですが、感謝を伝えることを忘れないでください。面接官は1日に多い人で10名程度の学生と面接をしています。面接官の貴重な命を自分自身の面接に費やしてくれているので、自分のために時間を割いてくださったことへの感謝を伝えるようにしましょう。自分中心ではなく、最後まで相手目線を忘れないことが大切です。


第一印象は変えるのに半年もかかる?!


面接で与えた第一印象を変えるためには3ヵ月~半年程度かかると言われています。もちろん就職活動の合否はその期間内に決まってしまいます。


自分がどんな人として企業への印象を付けたいか、ぜひ考えてみてください。


視線や表情、言い回し、服装、髪型など、どんな工夫をすると、理想の印象を与えることができるのか、ご自身の印象を客観的に見てみましょう。印象とは相手が想像するものですが、それ以上に自分が創造した結果です。

最後に、、、


面接とは、企業から一方的に見極められる場でもありません。自分自身の過去の経験や、今持っているスキル、人柄や性格を伝えたうえで、その企業とマッチしているのかをお互いに判断する場です。

つまり、無理に取り繕う必要はありません。むしろ取り繕った姿で合格をもらうと、入社後に背伸びをし続けなければいけなくなってしまいます。ぜひ自分らしさを相手に伝えて、最も自分が輝ける舞台としての会社を探してみてください。


この記事が皆さんの就活のお役に少しでも立てば幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました。