日本郵政グループの主な事業内容は?

日本郵政グループは、「日本郵政」「日本郵便」「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命」の4つの事業から成り立っています。
それぞれ、「郵便」「銀行」「保険」の違う事業を展開していることが特徴です。
日本郵政を持ち株会社として、「日本郵便」「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命」を子会社と位置付けしています。

日本郵便は物流事業、ゆうちょ銀行は銀行事業、かんぽ生命は保険事業を展開しています。、物流業界最古という信頼感を武器に、昔からの顧客とのネットワークを活かして様々な事業展開を行っています。

ゆうちょ銀行の銀行事業部門はリテール事業と運用事業の二つに分かれています。
リテール事業では、全国規模の身近なネットワークを活かして貯金や送金・決済等の基本的な金融商品・サービスを提供しています。また、運用事業では様々な金融商品・投資手法を駆使した運用を行っています。運用が多様化する現代に合わせて、運用実績の要因分析、将来の市場変動に備えたリスク分析・管理態勢の強化、審査態勢の高度化等にも力を入れています。また、地方に強く、昔からの顧客とのネットワークを活かして地域に根付いたサービスを提供しています。

また、多額の資産を保有する保険事業も日本郵政グループの大きな強みとなっていますね。
少子・高齢化に伴い保険事業の需要は年々、高くなってきています。
そのような現代のニーズに応えた保険商品・各種サービス(学資・養老・終身・定期保険、入院・災害特約など)を提供しています。
少子・高齢化による将来の不安は、より一層高くなってくることが見込まれるので、おれからも伸びていく事業といえますね。

競合と比較した日本郵政グループの強み

日本郵政グループの強みは、「郵便業界最古の信頼感」「グループ企業ならではのネットワーク」です。
郵便業界最古であり現在2万4千店舗を保有する日本郵政グループ。ここまで店舗数を伸ばしたのも、郵便業界最古の信頼感あってこそですよね。
とくに、自分の財産を預けたり資産運用する銀行事業のゆうちょ銀行、将来のリスクに備えて加入する保険事業のかんぽ生命は、財産や将来に関わってくるため信頼感が大切です。
そこで、いままで培ってきた日本郵政グループの信頼感は多大な武器となりますし最大の強みともいえますよね。
日本郵政グループの企業理念にも「顧客からの信頼感」を武器にしていることが分かります。

【日本郵政グループの企業理念】


郵政ネットワークの安心、信頼を礎として、民間企業としての創造性、効率性を最大限発揮しつつ、お客さま本位のサービスを提供し、地域のお客さまの生活を支援し、お客さまと社員の幸せを目指します。また、経営の透明性を自ら求め、規律を守り、社会と地域の発展に貢献します。


文章の最初に「郵政ネットワークの安心、信頼を礎として」と書かれています。ここからも顧客からの信頼感を強みにしていることが伺えますよね。
企業理念には、これからの企業の展望等のほかに、その企業の自信をもって言える強みを掲げていることが多いです。そのため、企業研究を始めるなら最初に企業理念を確認してみましょう。

どのような学生を求めているのか

日本郵政グループは、4つのグループから成り立っているのことは上記で説明しました。子会社によって、それぞれ事業が違うため、どのような学生を求めているかは若干変わってきます。
しかし、日本郵政グループで共通する求める人材像もあるので、最初に確認していきましょう。


―日本郵政グループに共通する、求める人材像

上記で説明した企業理念を確認してみましょう。

これから言えることは、今まで培ってきた信頼を武器に、より一層の安全・安心そして便利なサービスを心がけていくという熱い信念が伝わってきます。
そのため、これから一緒に働いていくかもしれない学生にも、これらに遵守した行動を求めているはずです。

具体的には、日本郵政グループは、信頼を特に大切にしている企業です。そのため従業員にも、今までの信頼を損なわないように真摯に顧客と向き合う姿勢を求めています。
また、顧客に便利なサービスを提供し続けるという信念を貫き通すために、「どうしたら、より一層のサービスにつながるか」という積極的な探求心も求めていることが伺えますね。


よって、求める人材像をまとめると…

・積極的な探求心を持つ学生
・真摯な姿勢
・失敗を恐れずに積極的にサービス等を提案していく姿勢

これらを挙げることができます。
これらに関係したエピソードを盛り込みつつエントリーシート対策・面接対策等をしていきましょう。
例えば、サークルやアルバイトの経験を通して学んだ真摯な姿勢や、行事等を、よりよくするために積極的に意見を交わした経験等の実体験を絡めつつ、自分が求める人材像にマッチしていることをアピールしていきましょう。


その他の会社の求める人材像も説明していきます。

ゆうちょ銀行

企業理念
お客さまの声を明日への羅針盤とする「最も身近で信頼される銀行」を目指します。


「信頼」
法令等を遵守し、お客さまを始め、市場、株主、社員との信頼、社会への貢献を大切にします


「変革」
お客さまの声・環境の変化に応じ、経営・業務の変革に真摯に取り組んでいきます


「効率」
お客さま志向の商品・サービスを追求し、スピードと効率性の向上に努めます


「専門性」
お客さまの期待に応えるサービスを目指し、不断に専門性の向上を図ります


企業理念の「最も身近で信頼される銀行」からは、銀行業の基盤となる「信頼」を大切にしていることが分かりますよね。
また、ゆうちょ銀行は今までのネットワークを活かした地域に強い銀行です。「最も身近」という部分からも地域性を大切にしていることが伺えますよね。
「変革」からは、今までのサービスを大切にしながらも進化を続けていくことを目指す積極的な姿勢を感じますし、「効率」からは、サービスを向上させていくという顧客第一の姿勢も感じます。

ここから分かる求める人材像は…

・成長しつづけることを目指す姿勢
・信頼第一に行動できる真摯な姿勢
・顧客とスムーズにやりとりできるコミュニケーション能力

以上が挙げられます。

かんぽ生命
企業理念
お客様とともに未来を見つめて『最も身近で、最も信頼される保険会社』を目指します。
行動指針
私たちは、いつでもお客さまを第一に考えて行動します。
私たちは、ともに働く仲間と一体となって、心のこもったサービスを提供します。
私たちは、常に自己研鑽し、新たなことに挑戦して、会社の成長と社会の発展に貢献します。
私たちは、社会の一員として高い倫理観を持ち、コンプライアンスを徹底します。
私たちは、人権を尊重し、多様な人材が働きやすい職場をつくります。

以上から分かることは、顧客とのふれあいを大切にしながら、サービスを徹底していき、より発展していく積極的な姿勢です。
また、生命保険という将来のリスクに関わる重要な商品を扱う以上、高いコンプライアンスを求められていることも分かりますよね。

ここから分かる求める人材像は…

・コンプライアンスを重視のルールを守る真摯な姿勢
・信頼を大切にし、顧客と密なふれあいができるコミュニケーション能力
・成長を目指す姿勢

以上が挙げられます。

まとめ

いかがだったでしょうか。これらを参考にして、企業研究してみてくださいね。