就活生が最初に行うことがプレエントリーなどを行い、様々な自分の好みの企業にアプローチをかけることです。アプローチをかけ終わりいくつか候補を絞ったときに書くのが履歴書やエントリーシートになります。

エントリーシートは就活生の最初の関門と言っていいほど実際に書くのは難しく、このエントリシートによっていける企業も決まってくるかと思います。このエントリシートや履歴書の中で出てくる趣味の部分ですが、よく何を書いていいのかわからないという声も聴きます。そこで今回はエントリシートや履歴書に趣味の欄があったときにどんなことを答えればいいかを紹介します。




どうして趣味が質問される?


就職に趣味なんて関係ないと思う人もいるのではないでしょうか。しかしこういったエントリーシートに書かれている以上、ここも評価の対象となっています。それではどんなことが趣味によって評価されているのでしょうか。

まず興味や思考の方向性をここでは見ています。集団行動が好きなのか、1人が好きなのか、また勉強などの知識の習得をしたいのかなど様々なことをここでは見ることができます。こういった事はその学生の資質を見つけるためのヒントとして趣味を聞いています。もちろん100%で断言することができないため、面接で確認してみようなど思っている面接官も多いのではないでしょうか

また、体力などが必要な仕事であればこういった趣味の欄を通してそういうこともわかるかと思います。

趣味や特技を書くときに大切なポイント


それでは履歴書やエントリーシートに趣味を書く際にどのようなことを注意すれば良いのでしょうか。またこの趣味を書くことで評価は上がるのでしょうか。

まず重要なポイントとしては嘘をつかないと言うことが絶対条件です。何も趣味がないから何か書いておこうと言う学生が多いようですが、いざ聞かれた際に答えられないとなると話の内容が嘘だと思われてしまい評価を落とされてしまうこともあります。

例えば、サッカーは好きだけど見るのが好きでプレイはしないと言う人は素直にサッカー観戦と言いましょう。後から面接時にいろいろ聞かれて答えられないのはNGです。見栄をはらずに素直さを大事にしていきましょう。逆にそういった素直さが評価を上げるポイントになるかもしれません。

続いて、仕事につなげるということです。面接はあくまで採用を判断しているものであり、あなたの趣味を語る場ではありません。あなたの趣味がどのように自分の能力に関わっていてどのように仕事に関わってくるのかを伝えることが大切かと思います。また、その趣味を通してどういう価値観を得ることができて現在それが仕事に影響しているというのも伝えると良いかと思います。

最後に面接で聞かれた場合にきちんと受け答えできる趣味を描くことです。例えば、とてもマニアックな趣味で人に説明しようとすると時間がとてもかかってしまう趣味などは避ける方が良いです。もちろん、嘘で書いた趣味も受け答えはできないためNGとなります。面接官の理解が得られやすいものを書くようにしましょう。


これはNG!書いてはいけないこととは?

逆にこんな趣味を書いてしまうと印象を下げてしまうというのもいくつかあります。こういった趣味は欠かないようにしましょう。

まずはギャンブルを想像させるものです。もちろん、ギャンブルを行うのはそれぞれ自由ですが、全く問題ないと言う会社もありますが良いイメージを持たない会社があるのも事実です。印象を傷つけないためにもこういった趣味は書かないようにしましょう。

次に公序良俗に反するものです。犯罪に絡みそうなものや立ち入り禁止区域への侵入等の疑いがあるものは記入すべきではありません。例えば無人島でキャンプなのは不法侵入であるため、欠かない方が良いかと思います。

以上がエントリーシートなどに書くべきではないことです。当たり前の話ではありますが自分の評価を下げるような事は欠かないほうがいいです。その趣味があなたの評価となってしまい、そういう人なんだと見られてしまうことが多いかもしれません。

また、当たり前の話ではありますが、誤字脱字は絶対にないようにしましょう。こういった正式な書類でミスがあったまま提出してしまうとこういったことをミスしたものを送る人なんだと言う印象を受けてしまい、面接を受ける前に断られてしまうこともあります。書き終わった後にしっかりチェックをするようにしましょう。

自分でチェックしてみてまだ不安な時は周りの人にいちど見せて、添削してもらうと良いかと思います。提出する際は完璧な状態で提出するのが常識だと思ってください。

趣味・特技の回答例

ここではいくつか趣味や特技の解答例を紹介したいと思います。



・旅行

今まで海外旅行に6ヶ国、国内では10回ほど行っています。

高校時代までは家族との家族旅行でしたが、大学以降は自分で旅費を貯めて1人で各地を回っています。

最も印象に残っているのは東南アジアを3カ国以上回ったことです。その分苦労もあり、大変な思いもしましたが、自分にとっては学ぶことの多い旅行となりました。


・運動

私は体を動かすのが好きで、毎日ランニングを欠かさずしております。また週2回のフットサルにも欠かさず行っております。

おかげで体力と健康には自信があります。

貴社の営業職は毎日お客様や取引先の元へ飛びまわると聞いておりますので、フットワークの軽さと体力自慢を活かして、より多くの契約獲得に結びつけたいと思います。


今回は2つほど紹介しましたが、これ以外にも様々な種類があるかと思います。まずは自己分析をして自分がどういった趣味を持っていてどのようなことが得意なのかということを把握しておく必要があります。

こういった自己分析でうまく活用できるのが、アルバイトの仕事内容やサークルでの活動です。そこからいちど払い出してみて自分がこういうことが好きだということやこういうことが得意だったと言う思い出などを思い出してみると良いかもしれません。

もしアルバイトもサークルも何もしていなかったと言う人はまずは自分の何気ない日常生活を振り返ってみましょう。そうした中で何気なく普段からやっている工夫や習慣があればそれがあなたの趣味や特技です。まずはそういった自分を見直すところから始めてみると意外と趣味や特技はすぐ見つかるかと思います。


まとめ

 
今回は履歴書やエントリーシートの趣味欄に書くべきことなどを紹介しましたが、書く内容によってはかなり面接などが有利になるのではないでしょうか。面接官や採用担当者の目を引く趣味を書けばその話題で面接が盛り上がるかと思います。その時話す内容によってはかなり良い印象も与えられるのではないでしょうか。

どちらにしろ、まだこの段階だと就活は始まったばかりです。いかにして自分にとって就活をやりやすくするかというのは、こういった日々の積み重ねや自分がアピールできる部分によって変わってくるかと思います。自分の趣味を思う存分アピールして面接をうまく進めましょう。