面接を受けた後、お礼メールは送った方がいい?送るならどう送ればいい?など、就活中、ビジネスメールに関する悩みはつきものだと思います。今回はそんな、面接後のお礼メールに関してまとめてみました。



そもそもお礼メールは送るべき?

そもそも、面接後にお礼メールは送るべきなのでしょうか。
結論から述べますと、必須ではありません。人事や面接担当者は、就職活動期になると数多くの学生と面接をしており、非常に忙しいものです。一つ一つの学生からのお礼メールを確認できるとは限らず、お礼メールを送ったからといって、選考が有利に働くとはいえません。
また、送らなかったからといって、失礼に値するわけではありません。実際、送っている学生の方が少ないでしょう。

そうであるならば、「お礼メールを送る意味ってあるの?」って考えがちですが、
お礼メールを送ることで、「丁寧な人」と好印象を与えることや、企業へ熱意を伝えることで、選考通過率を高めることができるかもしれません。

「面接でうまく自分の考えを伝えられなかった」「志望度の強さを伝えたい」といった場合であれば、お礼メールを送ってみることで、面接官に考えや熱意を伝えられるかもしれません。

お礼メールを送る際に気をつけるべきポイント!

それでは、好印象を与える、熱意を伝えるお礼メールを書くにはどうすればいいでしょうか?

まずは、基本的なお礼メールの書き方を見てみましょう。



―基本的なお礼メールの書き方

①まず宛先を書く
企業名、部署名、担当者名を最初に記載しましょう。名前を間違えることがないように注意しましょう。
〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様

②挨拶をする
「お世話になっております」「平素よりお世話になっております」と挨拶文を入れましょう。

③名乗る
挨拶文を書いたら、すぐに、大学名、学部、氏名を名乗りましょう。
また面接後のお礼メールであるので、「〇月〇日に面接を受けた、~です」と、自分が誰なのか、わかりやすくすると良いでしょう。

④主文:お礼をする
メールの主文では、まず初めに、お礼をしましょう。
「本日はお忙しいところ、貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。」

⑤主文:面接の感想を書く
面接の感想や、逆質問を通して得られたことを書きましょう。また、企業へ熱意をアピールするのであれば、続けて記載しましょう。
「面接で、〇〇様のお話を伺い、~をより深く理解することができました。以前より、貴社の~に魅力を感じ、志望しておりましたが、本日の面接を通して、貴社で働きたい気持ちがより一層強くなりました。」

⑥結び
伝えたいことが書き終わったら、結びの挨拶を書きましょう。
「末筆ながら、本日の御礼とともに、貴社のますますの発展をお祈り申し上げます。」

⑦署名
メールの最後には、署名を忘れずに。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科 ◯年 
氏名
メールアドレス:-----@----
自宅電話番号:00-0000-0000
携帯電話番号:000-0000-0000


使える!お礼メールの例文


上記の基本的なお礼メールを元に作成した文例は、以下の通り。


___________________________
〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様


お世話になっております。
本日、◯月○日に面接を受けた、〇〇大学〇〇学部〇〇学科の~でございます。
本日はお忙しいところ、貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。
面接で、貴社の社風や詳細な業務内容を伺い、理解を深めることができました。
以前より、貴社の商品開発部門に魅力を感じ、志望しておりましたが、社員の方々が深い信頼関係のもと、互いに切磋琢磨しあい高め合う貴社の社風を知り、働きたい気持ちがより一層強くなりました。
末筆ながら、本日の御礼とともに、貴社のますますの発展をお祈り申し上げます。
------------------------------------------------

〇〇大学〇〇学部〇〇学科 ◯年 
氏名
メールアドレス:-----@----
自宅電話番号:00-0000-0000
携帯電話番号:000-0000-000

-------------------------------------------------
__________________________


このような感じです。
これで基本的なお礼メールの書き方は、把握できたかと思いますが、お礼メールを送る前に、注意すべきポイントあります。

就活生なら知っておきたい!お礼メールを送るときに気をつけるポイント



お礼メールを送る際に気をつけるポイントについて説明します。


・お礼メールはなるべく早く送ろう!

面接後、お礼メールを送るのであれば、すぐに送りましょう。当日中、遅くとも翌朝には送るがいいでしょう。
ビジネスマナーとして、訪問後のお礼メールは当日中に送るのが基本です。社会人ではなく学生ではあるものの、マナーを守って当日中に送りましょう。
また面接の合否は、面接後すぐに判断され、翌日には合否結果が通知される場合もあります。ですので、合否が決まる前に採用担当者にお礼メールをみてもらうためにも、面接後なるべく早めにお礼メールを送るのがいいでしょう。

・メールを送る時間帯にはきをつける

お礼メールに限った話ではありませんが、メールを送る時間帯には気をつけましょう。
休日や就業時間外にメールを送るのは避けましょう。また、お昼休みも、なるべく避けた方がよいでしょう。
しかし、「メールを送ろうと思っていたけれども、すでに深夜だった」「翌日は土曜日だった」なんてこともあるかと思います。どうしてもメールを送る場合は、メールの冒頭に、「夜分遅くに失礼致します。」「お休み中に申し訳ありません」など一言添えましょう。

・文章は簡潔にわかりやすく

さきほども述べたとおり、面接官や人事は、就職活動の時期になると非常に忙しく働いています。忙しく時間がない時に、長々しくわかりにくいメールがあったら頭に入ってくるでしょうか?メールは簡潔にわかりやすい文章を心がけましょう。

また本文だけでなく、件名においても「簡潔かつわかりやすく」が重要となってきます。
人事や面接官は多くの学生とやり取りし、毎日大量のメールが送られてくるでしょう。そんな時、件名をみて、メール内容が把握できるかどうか非常に大切になってきます。ですので、件名は、要件が何か、簡潔にわかりやすく書きましょう。

今回は面接後のお礼メールですので、

本日(先日)の面接の御礼(大学名、学部、氏名)

と記載するのが良いでしょう。

・誤字脱字はNG

こちらも基本的なことですが、誤字脱字はNGです。
誤字脱字がある状態で、メールを送ることは相手に不快な思いを与えるかもしれませんし、「ミスが多い」といったような悪い印象を与えかねません。せっかく印象を良くするために、送ったお礼メールが、かえって失礼な行為になる可能性があるので、メールを送る前に、誤字脱字がないか十分に確認しましょう。

・定型文になりすぎない

またあまりにも定型的なメールを送ることはさけましょう。問題があるわけではありませんが、企業に熱意を伝えるためにお礼メールを送るのであれば、定型文であると、他の就活生と変わらず採用担当者の目に止まらないかもしれません。定型文を用い、基本を抑えつつも、自分なりの言葉や内容を用いて、企業に熱意をアピールしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
面接後にお礼メールを送るかどうかは、自由です。お礼メールを送らなかったとしても失礼にはなりませんし、送ったからといって選考で有利になるとは限りません。ただ、お礼メールを送ることで良い印象を残すことができるかもしれません。
お礼メールを送る際には、送るタイミングや文章がわかりやすいかどうか、注意しましょう。ぜひ参考にしてみてください。