(目次)
・インターン/インターンシップがつらい・辞めたいと思った時の対処法
・インターン/インターンシップを辞めたくなった際の対処法

■インターンがつらい・辞めたいと思った時の対処法

インターン生の話では、多くの刺激があり、成長できた、楽しかったというような意見がある一方、つらかった、辞めたかったというような意見もあります。では、インターンがつらい・辞めたいと考えた人は、どのように対処したのでしょうか?ここでは、インターンがつらい・辞めたいと思った時の対処法についてご紹介しましょう。 

●インターンがつらいと思った人の意見

ここでは、インターンがつらいと思った人の意見についてご紹介しましょう。

・つまらない仕事が多くあった
面白い仕事がもっと体験できると考えていたが、メインは社員の人の補助で、地道な電話応対やデータ入力のみであった。

・社員の人に毎日のように??られた
社員レベルの非常に高い結果を要求され、このレベルでなければ??られた。学生であり、初めて体験するため大目にもうちょっと見て欲しかった。 

・指導してくれる人がいなかった
研修などが特に行われるということでなく、インターンの最初の日から仕事をいきなりさせられた。相当社員の人は忙しそうであったため、なかなか分からない場合でも質問がしにくい感じで、最終的に自分で調べる必要があった。

・職場で上手く対人関係がいかなくなった
インターンそのものは問題なかったが、インターン生や社員の人に苦手な人がいた。プライベートの場合には、話をまずしないようなタイプの人で、一緒にインターンで仕事をする際などに非常に気を使った。

●インターンがつらい・辞めたいと思った時はどのような対処をすればいいか?

ここでは、インターンがつらい・辞めたいと思った時はどのような対処をすればいいか? についてご紹介しましょう。

・周りにいる社員の人に相談する
インターンがつらい・辞めたいと思った時は、一人で悩まないで、周りにいる社員の人に相談しましょう。新卒の入社してから1年目~3年目の社員がいる部署では、特に同じような体験を最近までしており、これを克服した体験がある人がいる可能性があります。このような周りにいる社員の人に相談すると、どのようにして克服したか、現在の悩みはどのようにすると解決できるか、問題は基本的にどこにあるか、などというようなことについて、アドバイスを間違いなくもらえるでしょう。
このような悩みは、実際にはインターンに限定したものではありません。このようなインターン生が持っている悩みは、社会人であれば、一度は誰もが体験したことがあるものです。相談を社員の人にするのは勇気がいるでしょうが、あなたが相談するのはこの悩みを解決したいということの表れでもあります。インターン生として成長するために悩んでいる人の相談であれば、必ず社員の人は一緒に悩みを解決しようとしてくれるでしょう。相談するだけでも迷惑そうにして、もし相談にのってくれないような社員の人だけがいるインターン先の会社であれば、インターン先を変える必要があるかもしれません。しかし、相談する際は、社員の人の都合・時間についても気配りするようにしましょう例えば、「相談したいのですが、10分ほどお仕事の間に時間を頂けないでしょうか」と尋ねてみましょう。

・自分がリラックスできるコミュニティを作る
インターンシップをしていれば、普段の自分より少し背伸びをした環境の中で新しいことにチャレンジすることになるので、当然悩みやストレスを感じることもあるでしょう。インターン中に、解決できないストレスや悩み溜まれば、一人で悩まないで、プライベートでリラックスできるコミュニティを自分で作って、遊んだり、相談したりするのもおすすめです。インターンの場合は、当然ですが、社会人に近い将来なるために、上手くストレスや悩みをコントロールするのは非常に大切です。しっかりとオンとオフを切り替えてストレスを無くすことによって、それまで目一杯であると思っていたことが違った観点で見れたりします。社会人として仕事ができる人は、上手くオンとオフを切り替えるそうです。これは、一つのことをいつまでも考えも効率がアップしないことが分かっているためです。自分がリラックスできる気が合う仲間を作って、ストレスや悩みが発散できるようにしましょう。

・解決がどうしてもできない場合は、インターンを辞める
インターン先の社員の人に相談しても解決が全くできない、ストレスをプライベートで発散しても、インターンの日になれば落ち込んで会社に行きたくなくなる、というような状況がもし継続するようであれば、インターンを思い切って辞めるのも選択肢の一つです。学生時代というのは、貴重な自分が気に入ったことができる時間であるため、インターンを辞めるというのもいいでしょう。しかし、つらいことを避けるようになってしまえば、自分の将来のためにはなりません。課題を解決するために自分は努力したか、努力をしないで環境や他の人のせいにしていないか、ということを客観的に一度反省してみて、それでも選択肢として辞めるしか方法がない場合は、辞めても仕方がないでしょう。しかし、辞めるのであれば、社会人としてのマナーは最低限守りましょう。インターンを辞めたいということを、2週間前には最低でも会社に伝えましょう。なお、インターンを辞める1ヶ月前に連絡することを、会社によっては決めている場合あるため、会社の採用担当者の人に確認してみましょう。

●採用担当者はインターン生のつらさをどのように思っているか

ここでは、採用担当者がインターン生のつらさをどのように思っているか、についてご紹介しましょう。

・本当にその仕事はつまらないか?
つまらない仕事は誰でもやりたくないでしょう。しかし、つまらないと感じる仕事でも、事業を会社が行うためには大切な多くの仕事があります。どのような業界においても、華やかに一見すると見えるような仕事でも、泥臭い仕事の積み重ねが裏にはあります。例えば、スポーツのプロの選手の場合は、試合においては非常に多くのファンの前で人々の心を華麗なプレーで虜にする職業ですが、試合がない日は、過酷で地味な練習を毎日行っています。この練習がつまらないということでいい加減にするか、あるいは、試合のための大事な準備であるということで徹底して細部まで拘るかで、間違いなくプロの選手としての将来が非常に違ってくるでしょう。仕事がつまらない、楽しいということで切り分ければ、その大切さを見逃してしまいます。一見するとつまらないと感じるような仕事でも、しっかりとその大切さを判断することが必要です。つまらない仕事でも、その大切さが分かっているか、工夫と知恵でつまらない仕事を自分で面白くしているか、全力で取り組んで手を抜いていないか、ということが、インターンでは大切です。インターンを辞めるとこのような悩みがすぐに解消するでしょうが、社会人になった場合は、必ずまた直面するものです。有名な大手の人気が就職先としてある会社の場合でも、新卒で会社に入ってから数年は先輩の社員の仕事を補助する場合が多くあります。仕事がつまらない、面白いということで分ければ、前者に属するものです。高い評価の人ほど、この際に補助の仕事に取り組む姿勢を認められて、面白い大きな仕事を次に任せてくれる可能性が大きくなるでしょう。インターン先の会社の採用担当者は、その仕事の大切さについて今回のインターンで学習して欲しいと考えて、現在の環境をインターン生に準備しているのでしょう。

・周りの人との協調性
仕事をする際には、非常にコミュニケーションが大切です。
コミュニケーションというのは、単純に多く友達がいるということではなく、いろいろな価値観や立場を持っている人と上手に関わって、自分の協力者として仕事を行う場合にいかに上手に取り込めるかということです。
社会人になると、社内だけでなく、取引先の人など、関わりが多くの人とできるようになります。
このような人の中には、得意でないタイプで、正直言うと付き合いをプライベートではしたくないような人もいるでしょう。しかも、利害関係がマッチしない場合も多くあります。しかし、ビジネスを行う場合には、上手くこのような人とも付き合うことが必要です。大切なのは、十分に違った立場の人のことを理解した上で、関係性を上手く築けるコミュニケーションです。そのため、採用担当者は、価値観や趣味が合わないような人についてもコミュニケーションを一生懸命図ろうとしているかを着目しており、これをまずインターンで社内から挑戦して欲しいと考えているでしょう。

■インターンを辞めたくなった際の対処法

こんなつもりではなかった、これほど仕事がつらいとは考えなかった、などというようなことで、途中でインターンを辞めたいと考えている人も多くいるようです。しかし、インターンを辞める前に、もう一度自分の状況を見直してみましょう。

●対人関係

非常に職場の対人関係は大切です。なかなか質問しても回答してくれない、回答してくれた場合でも非常に面倒・迷惑そうである、というような環境では、当然ですが、意欲も下がってしまうでしょう。しかし、対人関係が良くないためインターンを辞めたいというのは、少し短絡的でしょう。自分が現在の職場で学習できることはないか、再度頭を冷やして広い視野で周りを見てみましょう。例えば、有意義なことが打ち合わせや会議の内容にないか、よく考えてみましょう。自分が行っている仕事において、自分の将来にとってプラスになると考えられるようなこともあるでしょう。あるいは、さまざまなことをアドバイスしてくれるような先輩がいるのではないでしょうか。当然ですが、楽しく仕事ができるのがいいでしょうが、もしそうでなくても、プラスに社会人としてなる体験ができれば、インターンとして有意義なものになるでしょう。

●やりがいがない、つまらない仕事

インターンとしては、単純な仕事でスキルも全く得られないものもあります。このようなインターンは、名ばかりの仕事をダダでするようなものではないかと思う場合もあるでしょう。仕事のスキルをインターンにおいて教える考えなどないような、質の良くないものも中には実際にあります。このようなインターンであれば、辞めるのもいいでしょう。しかし、会社のほとんどの仕事は、その内容や意味が分からないとやりがいがない、つまらないものです。自分はこの仕事をすることでどのようなことが学習できるか、会社にとってこの仕事がどのような意味があるか、ということについて、自分の仕事の意味を会社側の立場で見直してみましょう。

●時間に縛られ過ぎる

仕事の内容や職場の体質によっては残業したり、勉強を勤務時間の他にしたりしなければ、仕事ができないようなケースもあるでしょう。一方、大学の課題が多くなったりすれば、インターンに1日のほとんどの時間を使うことは困難になってきます。しかし、インターンをいきなり辞めるのは非常にもったいないことです。例えば、別の先輩の社員の人が仕事をしていても、定時になったということで「学生としてこれからの時間は頑張ります」などというようにしたり、仕事を時間外に頼まれた場合は駄目とあえて言うようにしたりすることも必要でしょう。

●インターンは待てば海路の日和ありの考え方をする

インターンは、基本的に、どのような内容のものでも期間が終わるまではなんとか頑張りましょう。「待てば海路の日和あり」ということわざがありますが、どのようなことでも「継続しているうちに分かってくるもの」「完遂することによって獲得できるもの」があります。無意味に初めは感じられたような仕事でも、「あの仕事はプラスになった」と後になってから感じるられる場合も多くあります。そして、十分に考えた上でインターンをどうしても辞めたいということであれば、上司にまず相談しましょう。都合というものが会社にもあり、インターン生のために、相当の費用を会社はかけています。インターンを自分の考えや都合のみで一方的に途中で辞めるのは、社会人になる学生にとってプラスの体験には決してならないでしょう。

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