就職活動していく中で、様々な自分に合っている業界を見つけるかと思います。そこの中で保険業界が自分に合っていると判断された方もいるかと思います。
しかし保険業界といっても、様々な保険があり、とても幅広いです。そこで今回は保険業界のあらゆることについて紹介していきたいと思います。

保険業界の現状と動向

そもそも、生命保険と損害保険の違いをわかってない学生も多いのではないでしょうか。保険業界に就職したいという願望を持つ以上、保険について詳しくなければいけません。

生命保険は予期していない事故や病気などで怪我や死亡に至った場合、自分や自分の家族が生活を送る上での抱える経済的困難を補うものが生命保険です。保険者がなくなった場合残された遺族に生活に必要なお金を残しておくと言う仕組みである死亡保険もこの生命保険のうちの1つです。また怪我や病気で入院通院が必要となった場合に、医療費を部分的に負担するのもこの生命保険の役割の1つです。

一方で、家事や交通事故、天災などで自分の身体以外のものにアクシデントが生じ、その損害を補償するのが損害保険です。
家が燃えてしまったり、車が破損してしまったり、なんて時にお世話になるのが損害保険です。基本的に自分の身体以外のものは損害保険で賄うことができます。テレビなどでよくCMなどでやっているのは両方ともやっており、一概にどちらが大事というわけではなく、どちらも大事だということを把握しておきましょう。

今後の保険業界の動向ですが、まずはマイナス金利の政策の導入によって、保険満期を迎えた際に保険金がまとまったお金として手に入る貯蓄機能を搭載した保険の売れ行きが不振となっているため、市場が少しだけ縮小に向かっています。

また近年ではニーズの変化が出てきており、医療保険のニーズが高まってきています。これは晩婚化や少子化の進行に伴い、保険の売れ行きが不振となっているため、市場が少しだけ縮小に向かっています。具体的にいえば、晩婚化や少子化の進行により、家族にお金を残すことへの不安よりも老後の医療費が支払えるのかと言う不安が大きく捉えられてきているからです。
生命保険に関する知識がないと世帯も増えてきており晩婚化や少子高齢化の中でどうやって顧客を取り込んでいくかどのようなサービスを打ち出していくかが極めて重要となってくるでしょう。

保険業界 売上企業ランキング

保険業界の売り上げ企業ランキングは生命保険と損害保険よって変わってきます。

生命保険業界においては、第1位は日本生命となっており、日本生命は保険業界でもトップを走っているとも言える業績を残しています。第2位は第一生命です。こちらも聞いたことがある人が多いとは思いますが有名な生命保険の会社です。日本の保険業界の会社の中でもトップを走っているうちの1つです。第3位はかんぽ生命です。こう見ると外資系の企業等は一切入ってこず、日本の企業が上位を占めていることがわかります。

損害保険業界はこれまたランキングも変わってきます。第1位は東京海上ホールディングスです。こちらは単体の保険で第1位をとっている東京会場日動火災をグループとして参加しているホールディングス会社です。一度はテレビなどで聞いた事はあるかと思います。損害保険の企業としてはかなり有名で他を寄せ付けないほど売上高は高いです。次に第2位はMS&ADインシュアランスホールディングスです。あまり聞いたことがないという人もいるかとは思いますがこちらも損害保険業界だとかなり有名な保険企業です。旅行保険なども取り扱っていることで有名かと思います。最後に第3位が損保ジャパン日本興亜ホールディングスです。
こちらも日本の企業で大手の企業となっています。注目すべきは国内の保険会社がすべて上位を占めているということです。やはり日本人は日本のものを好むため、保険もそういった傾向が出ているのかと思います。この3つの企業は日本における損害保険の収入保険料の9割以上を確保しており、3メガ損保と呼ばれています。この3つはもし保険業界に就職したいと言う気持ちがあるのであれば、必ず覚えておくべき3つの企業かと思います。

「保険業界で働く」とは

人々に安心を与える保険業界のため、しっかりとした知識は必要となります。
また、もし就職を希望するのであればインターンからしっかりと取り組み先手必勝を狙うようにしましょう。総合職と専門職の2つに分けて募集されます。総合職は複数の部門を幅広く担当し、業務全体を円滑に進めていくと言うのが仕事です。に対して専門職は資産運用やアクチュアリーと呼ばれる特定の部門を担当することになり、担当分野に特化したより専門性の高い業務を行うことになります。

生命保険にしろ、損害保険にしろ、実際に働きはじめてから学ぶことが多い業界でもあります。最近では海外事業なども積極的に進めているというのが現状としてあるため、英語でコミュニケーションを取る能力がある学生にはますます注目度が集まってくるでしょう。また業界の採用する傾向として、熱意がある人や行動力のある人を採用すると言う共通点があります。こうしたことから体育会系が多いというのもこの業界のひとつの特徴でしょう。
人としっかり接する分、自分たちをどれだけ売り出せるか、自分たちの思いをどれだけ伝えれるかが、業界に勤めるためのキーポイントとなるかもしれません。

さらに、生命保険と言うのはお金を出して商品を買うと言うわけでは無い為、儲けを出すにはちゃんとした仕組みがあります。業界全体の仕組みがどう成り立っているのか、しっかり把握しておく必要があるかと思います。
主に利益を得ているのは保険を契約しする際に契約者側と交わした利回りと自分の企業で実際に運用した利回りの損益によって、利益が確定します。これは円高や円安の影響やマイナス金利政策の影響も受けやすく大きな逆風を出る可能性があります。他にもこういった利益を生む損益がいくつかありそこで収入を得て企業を回しています。
こういった損益などの勉強の際には数字がたくさん出てくるため、数字に強い学生は保険業界でも活躍できるでしょう。インターンなどに出向いてこういった勉強もしておくと良いかと思います。

まとめ

保険業界について今回は紹介しましたが、現代社会に大きく影響を受けている業界であると思います。
少子高齢化などの影響も大きく受けるため保険の形はこれから大きく変わってくるでしょう。新しい社会にどうやって対応していくかが鍵となっているのがこの業界だと思います。しかし保険は生きている間は必要なものなので、業界側がどのように変革していくのかがこれから先、重要でしょう。
保険業界は人に安心を与える仕事です。保険に入っているだけで自分が万が一の時に全て対応できると言う安心感を得る仕事でもあります。そのため人々に納得してもらう人々に感謝されるような仕事であり、やりがいと言う部分であれば他の企業にも変えがたいものがあります。人に何かをしてあげて満足感を得たいという人はこの業界がオススメかもしれません。