1.JTBグループの主な事業内容は?

 JTBグループは主に旅行業を行っています。JTBは旅行業界の中で日本企業No.1の地位を築き上げています。修学旅行などの団体旅行はもちろん、個人旅行でもJTBで予約をした経験がある人もいるでしょう。


 国内旅行だけでなく海外旅行も手掛けていることから、旅行をしたいと思ったらまずはJTBの店舗やWebサイトに向かう、という人もいるかもしれません。


海外旅行ではエイチ・アイ・エスも高いシェアを誇っているのに対して、国内旅行では特にJTBのシェアが高くなっています。少子高齢化が進む日本では体への負担が少ない国内旅行を指向する層が少なくないことから、今後も国内旅行事業がJTBグループを支えることとなるでしょう。


 また、近年急増している訪日外国人観光客向けのツアー販売等が今後伸びる可能性があります。将来的には日本人向けの国内旅行事業だけでなく、外国人向けの日本観光ツアーなどの事業がJTBグループの柱となるかもしれません。


 旅行業以外の事業には、出版業などがあります。旅行業と比べるとはるかに規模が小さいため、主な事業とは言えません。


しかし、旅行に役立つ情報誌を発行するなど、旅行業を支える役割を果たしている面があります。実質的には旅行業一本足となっているJTBグループですが、幅広いチャネルから顧客を呼び込むうえで他事業を活かすことができれば、業績の安定感が高まることが期待されます。



2.競合と比較したの強み

日本の旅行企業の中でトップシェアを誇るJTBグループは、競合他社と比べて多くの強みを有しています。


まず、国内旅行ではトップシェアを維持している点が強みの1つです。


旅行に出かける際には安心感を求める層が少なくありません。期待通りのホテルに宿泊するなどして、快適な旅行を楽しみたいからです。


新興の旅行会社を利用するとなると、本当に各種サービスの品質が保証されるのかどうか不安になる人もいるでしょう。


近年では格安で海外旅行を提供していた「てるみくらぶ」が経営破たんするなどの問題が発生しました。その点、JTBグループであれば修学旅行などで利用した経験がある人が多いため、安心して旅行商品を購入しやすいと言えます。


価格面でも、シェアの高さがJTBグループの旅行商品の競争力を高めると考えられます。飛行機やホテルなどをセットにしたプランを提供する際、予約数の多いJTBグループは価格交渉において優位に立ちやすくなります。


飛行機やホテルの代金を割安にすることができれば、各種ツアーの価格を抑えてさらに顧客を取り込みやすくなるでしょう。


また、知名度が高いことにより、団体旅行の需要に応えやすい点JTBグループの強みです。


団体旅行を手配する際には、団体が安心して旅行を楽しめる必要があります。団体の中には様々な嗜好の人がいるだけに、誰もが安心できる旅行を手配するとなるとどうしても大手が中心となりがちです。


例えば、修学旅行の手配をする際には、JTBグループや日本旅行など、名の通った旅行会社に依頼する学校が多いはずです。


修学旅行需要を取り込むことができれば若い世代にJTBグループの存在を認識してもらうきっかけとなり、将来的にJTBで旅行を申し込んでもらえるチャンスが広がるメリットもあります。


 さらに、JTBグループは筆頭株主が「日本交通公社」という公益財団法人です。

本交通公社は交通・観光等に関する統計を扱っています。JTBグループは筆頭株主が扱う統計データを利用して旅行業界の現状を分析し、より魅力的な旅行商品を投入しやすくなっていると考えられます。


近年、価格面では楽天トラベルなどオンラインの旅行予約サイトに店舗型の旅行会社は対抗しづらくなってきています。しかし、より魅力的な旅行商品を提供することができれば、JTBでの旅行が多少値の張るものであっても人気となる可能性は十分にあります。


団体旅行だけでなく個人旅行の需要を取り込むうえでは、顧客のニーズを的確に把握することが特に重要となります。


個人の嗜好が多様化してきている現代では、団体旅行が減少し、個人旅行が増加する傾向にあります。直近では働き方改革が実施され残業の抑制などで余暇時間が増える層が出てきています。


余暇時間を使って個人旅行を楽しむ層に対しても、統計データに基づく魅力的な旅行商品を提供できればJTBが旅行業界において高いシェアを維持することができるでしょう。



3.どのような学生を求めているのか

旅行業界でトップシェアを誇るJTBグループには、旅行業や観光業に関心の高い学生を中心に、就職を希望する人も多いでしょう。


競争が激しくなりがちなトップシェア企業だけに、就職先候補に挙がっているならJTBグループがどのような学生を求めているのかをチェックしておきましょう。


JTBグループでは時代とともに変化する顧客ニーズに合わせた魅力的な旅行商品を開発することが求められます。そのため、自ら新たなアイデアを考え付く能力の高い人材が求められることとなります。


ただ、発明を求められているわけではないため、単なる思い付きを多く出すだけでは不十分です。顧客のニーズを的確にくみ取り、商品開発に活かす必要があります。


顧客ニーズをくみ取る上で、コミュニケーション能力は欠かせないでしょう。顧客に自社商品の魅力を伝えたり、ニーズを聞き出したりする際にコミュニケーション能力は不可欠です。


今後はインバウンド需要も積極的に取り込みたい企業だけに、日本人だけでなく外国人とのコミュニケーションに長けている学生がより望ましいと言えます。


また、自ら主体的に考える姿勢を持った学生JTBグループにふさわしいです。


常に受け身の姿勢を取ってしまうタイプだと、旅行商品の開発においても他社と似たようなものしか出すことができなくなってしまいます。


インターネット専業の旅行会社の方が料金面ではJTBをしのぎやすいという現状を考えると、他社にはない魅力を提供することが求められています。


既存の旅行商品をベースにするのではなく、全く新たな旅行商品を開発できないか、自らしっかりと考える能力が今後のJTBグループには必要となります。


さらに、トラブルが発生した際にも冷静でいながら、顧客に対しては温かみのある対応をする包容力も重要なスキルです


]旅行業では交通機関が遅延したり、顧客の荷物が予定通り目的地に届かなかったりといった様々なトラブルに対処する必要があります。


旅行は限られた期間の中で楽しむケースが一般的なので、迅速な対応が求められるでしょう。


どれほど予想外のトラブルに遭遇した際にも、慌てず冷静に対処できる人材が旅行業界、とりわけ顧客が安心して旅行を予約できるJTBグループには強く求められます。


加えて、冷静にトラブル解決を図りながらも、顧客にはしっかりと寄り添う姿勢を示すことで、トラブルこそあったもののJTBで旅行を予約してよかった、と顧客に思ってもらえればベストです。



4.まとめ

 JTBグループは日本の旅行業界の中でトップシェアを誇る企業です。高い信頼を背景に安心して旅行を申し込める企業として定着しています。


団体旅行はもちろん、個人旅行においても修学旅行などを通じてJTBグループの存在が認知されていれば顧客を確保しやすくなっています。

今後はインターネットを通じた旅行予約がさらに増えるなどして、JTBグループは価格競争力を弱める可能性があります

しかし、筆頭株主からの豊富な統計データや、社員の創造力を活かすことができれば、旅行業界においてトップシェアを守り続けることができるでしょう。

トップシェアを維持するだけでなく、増大するインバウンド需要の取り込みなどで成長を実現するためには、主体的に思考・行動し、コミュニケーション能力の高い人材が求められます。

旅行業は個人客との接点も少なくないだけに、人を喜ばせたいという温かな心を持った人材も、JTBグループへの就職にチャレンジしてみる価値があるでしょう。


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