学生時代に早期から就業経験を積み、将来のキャリア設計に役立てられる「長期インターンシップ」。大学で学んだ知識やスキルを、実務を通してブラッシュアップし、自己の市場価値を高める学生が増えています。

また、長期インターン広がりの波は学生のみならず、企業側にも及んでいます。インターンを採用する目的も多様化し、「業績拡大のため」や「新卒採用につなげるため」など、企業の規模やフェーズによって様々です。

今回は、2019年に創業したスタートアップ・CIRCUS株式会社の代表である坂本 大翔さんにお話をお伺いしました。

CIRCUS社は、長期インターンプラットフォーム「Infra」を利用し、わずか1ヶ月で3名のインターン生の採用に成功し、事業を急成長させています。

“代表1名”でスタートして以来、正社員採用より先にインターン採用を始めた経緯や、学生時代にインターンをする重要性について語っていただきました。

代表1名でスタートしたベンチャー企業が、学生インターンを受け入れた背景


ーー まずは、御社について簡単に教えてください。


CIRCUS株式会社 代表取締役 坂本 大翔さん

坂本 大翔さん(以下、坂本さん):私は人材の営業を7年間経験し、その後独立して2019年にこの会社を1人で立ち上げました。業務委託の方々と一緒に、私自身の人材業界での経験を生かした求人広告代理事業をスタートさせ、今では通信商材の提案までサービスを展開しています。

ーー ありがとうございます。坂本さんと業務委託の方々のみで事業を始められたとのことですが、あえて正規雇用をされなかった理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?

坂本さん:
事業が軌道に乗るか乗らないかの見通しがつくまでは、なるべく固定費は抑えたかったからです。

多くの社員がいる組織は憧れますが、今は「いかに効率よく利益を生み出すか」を最優先に考えているので、副業やフリーランスの方にお手伝いいただくかたちを選択しました。

ーー そうだったんですね。では、今回長期インターン採用を始められたきっかけを教えてください。

坂本さん:
求人広告から通信機器まで商材が増えたことに伴い、人員を増やす必要があったためです。

私自身が学生時代に長期インターンを経験していたこともあり、インターンは「将来のキャリアのため」や「自己成長のため」をモチベーションに働いてくれる学生が多い印象でした。そういった意欲の高い学生と共に働きたいと思ったのが、インターン採用を検討し始めたきっかけです。

そして、ちょうどその時期に知人から「Infra」のことを紹介してもらい、Infraの担当者の方からサービスの説明を受けたのですが、「料金」や「スピード感」に魅力を感じたためInfraの導入を決めました。

スカウト機能のおかげで、わずか“1ヶ月”で「心から満足できる人材」が採用できた


ーー 実際にInfraをお使いいただいた感想はいかがでしょうか。

坂本さん:
利用させてもらう際に「1ヶ月で3名採用したい」という、かなりハードな採用計画をお伝えしていたんですが、弊社のニーズに合わせたサポートをしていただき、計画通りの採用ができたのでとても満足しています。

特に、「スカウト機能」を活用して、短期間で多くの応募を集めた結果、「心から満足できる学生」を採用することができたのはよかったです。

また、私は人材業界での経験が長いので採用単価の相場は大体分かっていたのですが、それに比べてInfraの採用単価は低かったので驚きました。受けたサービスの質・量を考えると、費用対効果がよかったなと感じています。

ーー ありがとうございます。長期インターン採用を始めるにあたって、不安などはありましたか?



坂本さん:
私はインターン生を受け入れるのが初めてだったので、学生がきちんと成果を出せるようになるかは不安でしたね。

というのも、「大学生は仕事に対する責任感がない」とか「今の若い子は根性がない」といった言葉を耳にする機会があったんです。特に、弊社の業務はアポイント架電から始めるので、営業に対するやる気や覚悟がないと長続きしません。

しかし、実際に3名のインターン生を採用してみると、当初抱えていた不安は感じませんでした。前述の通り、インターンに参加する目的が「成長すること」なので、成果に対してコミットしようと頑張ってくれるんです。さらに、3名とも「自分がやるべきこと」を自分の頭できちんと考えながら行動してくれるので、日々感心しています。

ーー「成長意欲の高さ」があるから、仕事に責任を持ってくれるわけですね。ちなみに、採用したインターン生が活躍するのに、他にも要因はありますか?

坂本さん:
インターンの入社動機は、全員「成長したい」という点で共通していますが、一人一人話を聞いてみると、より具体的な理由を教えてくれたんです。

「自分の視野を広げるため」や「コミュニケーション能力を向上させるため」など、それぞれ明確な目的を持って来てくれているので、それが日々のモチベーションに繋がっているのだと思います。

また、そうして来てくれるインターン生に、出来る限りのサポートをするのが雇用側としての役割だと考えています。私が7年間の営業経験で培ったノウハウを詰めこんだマニュアルの作成や、営業についての個別レクチャーなど、インターン生と徹底的に向き合うことを常に意識しています。

今は私とインターン生しか社内にいないので、距離が近いからこそ、丁寧に接しようと心がけています。

資料をダウンロードする
最短1日で掲載開始可能

「ここでの経験は、社会人になって必ず役立つ日が来る。」インターン経験のある代表から、学生に伝えたい言葉




ーー 坂本さんも学生時代に長期インターンを経験されたとお聞きしました。ご自身の経験も踏まえ、「インターンをするメリット」をお聞かせいただけますか?

坂本さん:
社会人になっても活きるスキルや考え方が身に付くことです。

また、インターンで挫折を経験し、社会の厳しさを痛感したことで、社会人になった時に同期よりもリードできているなと感じました。

弊社のインターン生にも、「ここでの経験は社会人になって必ず役立つ日が来るし、営業スキルの向上は私が保証する」と日々伝えています。

ーー ありがとうございます。インターン1期生を迎え、急成長を続けておられる御社ですが、今後のインターン採用に関しての目標はありますでしょうか?

坂本さん:
1人でも多くの学生に長期インターンを経験する機会を提供し、インターン生に色んな経験をさせてあげたいですね。

私自身が長期インターンの魅力を知っているからこそ、たくさんの学生に「長期インターンをやってて良かった」と感じてもらえたらと思います。

資料をダウンロードする
最短1日で掲載開始可能