1月に入ると、いよいよ就職活動の準備も本格化してきます。企業の合同説明会や就職活動関連のセミナーなどをはじめとして、今年も就活生と企業のストレスフルな駆け引きが幕を開こうとしていますね。

もちろん、インターンシップも例外ではありません。

1月から2月にかけては、冬期インターンシップがどしどし開かれています。現在でも応募している企業はたくさんありますので、放置している就活サイトなど、ちょっと覗いてみてはいかがでしょうか?
冬期インターンシップは企業を知るための最後のチャンスになるかもしれませんので、興味がある企業のインターンシップにはとりあえず応募してみましょう!

「いまさら探したところで、行きたいインターンシップなんて…」
「応募したところで、受かるか分からないし…」
とか思っている方!

とりあえず、でいいので動き出してみましょう!
インターンシップは、なにも採用試験というわけではありません。(非公式ながらそういった採用形態をとる企業も存在しますが)

インターンシップに受かることが目的ではなく、その先にある就職活動にどう活かしていくかなのです。
受かるか受からないかよりも、エントリーシートや自己PRなどの練習だと思った方が、気が楽ですよ!
実際、書きなれていないと思わぬところで時間を食ってしまうものです。
落ちて元々くらいに開き直って、練習してみてはいかがでしょうか?
と、いうことで今回は「インターンシップの種類と内容」について、アレコレとお話ししていきたいと思います。




インターンには種類がある!

いくつかの記事ではすでに書いていますが、インターンシップにはいくつかの種類があります。

報酬という側面から見れば、「無報酬インターンシップ」と「有給インターンシップ」があり、期間という側面から見れば、「短期インターンシップ」と「長期インターンシップ」、そして最近かなり流行ってきている「1DAYインターンシップ」の3つがあります。

無報酬インターンシップは、報酬が発生しないインターンシップのことです。セミナー形式のものやグループワーク形式のものなど、日本で行われている主なインターンシップはほとんどこれに当てはまりますね。

対して有給インターンシップは、エンジニア職などの長期インターンシップに見られる「時給の発生する」インターンシップです。何カ月という単位でのインターンシップや、エンジニアなど何らかの制作にかかわるような場合には有給の場合がほとんどになります。

期間ごとの違いについては、以下で詳しく説明しますね。

・短期インターン
まずは短期インターンシップです。日本では最もオーソドックスなインターンシップですね。
主な期間は3日から1週間前後で、セミナーやグループワークによってインターン生の思考力やコミュニケーション力などを見たり、実際にどのような業界であるのか、どのようなことをするのかということを社員の方から教えてもらうといった内容になります。
期間が非常に手ごろであることもあって、非常に多くの企業が短期インターンシップを実施しています。

・長期インターン
長期インターンシップは、主に1カ月以上の期間にわたって実施されるインターンシップのことです。
先ほどお話しした通り、エンジニア職などの制作物に携わるもの、もしくはコンサル職の営業など実際に企業の売り上げに貢献する内容が主となります。
長期インターンシップの場合には、そのまま就職してしまう学生も多いです。長期インターンシップに参加していた場合、企業の採用担当も学生の人柄や能力などがすでに把握できていますからね。
企業側からすれば、すぐに戦力になるというのも魅力の一つかもしれません。
ただ、長期インターンシップは長い期間を一つの企業に拘束されてしまいます。そういった面では積極的に参加する学生はあまり多くはないようです。

・1DAYインターン
1DAYインターンシップは、最近流行している1日限りのインターンシップです。期間が短いため忙しい学生でも参加が可能で、企業側の負担も少なく抑えられるという点からも、近頃では1DAYインターンシップを実施する企業がかなり増加しています。
ですが、1日だけのインターンシップですから、内容の密度は当然薄くなってしまいます。ただの企業説明会のような内容になっている企業も実は少なくありません。
手ごろである分、オフィスや社員の方を見ることができるという点では良いかと思いますが、実際の仕事内容などを見るには、もしかすると不足かもしれません。
企業や業界についてより詳しく知りたいと思うのであれば、短期インターンシップをおススメします。

種類別で分かるインターンの内容!

インターンシップの内容は、短期・長期・1DAYでそれぞれ少し異なります。ここではそれぞれのインターンシップの内容について、少しだけ触れますね。


まず、短期インターンシップの場合だと「インターン生同士のグループワークを通して何らかの成果物をつくり、プレゼンする」といった内容のものがほとんどだと思います。ここでの制作物とは、例えば何らかの企画であったり、業務の改善案などですね。発想力やコミュニケーション力、プレゼン力が問われます。

長期インターンシップの場合には、インターン生も社員と同じく「企業の利益に直結する業務、またはその手伝い」になることが多いです。当然のごとく責任も生じますから、長期インターンシップでは給与が発生するものがほとんどです。

そして1DAYインターンの場合ですが、これは「企業・業界の説明(セミナー)」と「簡単なグループディスカッションと社員の方からのフィードバック」といった形になるかと思います。
中には本当に企業の説明会になっているものもありますので、きちんと内容を調べてから参加するようにしましょう。

学生に人気なインターンの内容!

大手企業のインターンシップは、やはり人気があり高い倍率になるかと思います。

文系理系を問わず学生に人気なインターンシップとしては、リクルートホールディングス社やサイバーエージェント社をはじめとした、いわゆる「メガベンチャー」と言われる企業が挙げられますね。

他にも、コンサル業界や広告業界をはじめとした企業が人気という傾向がありそうです。

「内定につながりやすい」という視点で見ている学生からすると、社員の方との距離が近い風土の企業や、実際に何かしらの業務に携わり、自分の能力を試すことのできる企業が人気という見方ができそうですね。

いずれにせよ、インターンシップを「企業のことを知りたい」という指標で見るか、「内定につながる」という指標で見るか、「自分の実力を試したい」という指標で見るのか、様々な視点があるかと思います。その中で自分が参加したいと思うインターンシップを探してみるのが一番なのではないかと思います。


まとめ

いかがでしたか?
今回は、インターンシップの基本的な分類とその内容についてお話ししてきました。

3月からはいよいよ就職活動が解禁されます。エントリーシートと面接に追われることとなります。かなり体力・精神力を持っていかれると思いますので、業界分析や自己分析はお早めに済ませておきましょう。

3月以降を楽にするための準備の一つとして、冬期インターンシップに参加してみてはいかがでしょうか?
今回のお話が、皆さんの助力になれば幸いです。