テクノロジーの発展により私たちの仕事はどんどん変化しています。
これから消える職業やなくなる仕事もたくさん出てくるでしょう。では具体的にどのような職業が消える職業/なくなる仕事と考えられているのでしょうか?
今回は消える職業/なくなる仕事に関して考察していきます。就活前に是非チェックしてみてください。

消える職業/なくなる仕事とは?

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 (出展:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36518?page=4)
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 (出展:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36518?page=5)
上の画像は週刊現代経済の死角2013年7月25日の記事より「2020年になくなる可能性のある仕事」の一覧です。
これを見ていくと日本(延いては世界)の労働環境は以下2点の傾向にあることがわかります。

・少子高齢化/人口減少により外国人労働力が日本に流入してくる
・AI/ロボットの発達、普及によりこれまで人間が行っていた労働が代替される
実際に近年は外国人労働者が働いているのをよく目にするようになりました。
またAIの発展による仕事の代替に関してはこのような記事もあります。



またその他の変化としてCtoCビジネスの発展により従来のような仲介業が今後減少していくとも予想できます。
ディープラーニングの精度が一層高まり求職者と企業のマッチングは全てコンピューター上で行われることが可能となれば、人材エージェントという職業がなくなるかもしれません。(あくまで可能性であり、必ずしも現実になるとは限りません。) 
シェアリングエコノミーの台頭により実際に大きな変化の起きている市場もあります。シェアリングエコノミーの代表格であるUberの出現により、サンフランシスコのタクシー会社イエローキャブ社が破産に追い込まれたニュースが先日発表されました。


タクシー運転手の働き方はテクノロジーの発達により確実に変化してきていると言えます。


下の図は野村総合研究所が601種の職業に関して人工知能やロボット等で代替される可能性に関して試算を行った結果です。
結果を見ると10~20年ごに日本の労働の49%は代替可能であるとの結果になりました。これは比較対象となっている英米と比べても高い結果となっています。
人工知能やロボット等による代替可能性が高い労働人口の割合
(出典:https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx)

人工知能やロボットによる代替可能性の高い職業を幾つかピックアップしてみます。

・医療事務員や駅務員
・警備員
・建設作業員
・データ入力係
・タクシー・電車・バスの運転者(士)
・レジ係
・給食調理人
・ビル清掃員

いづれも「必ずしも特別の知識・スキルが求められない職業に加え、データの分析や秩序的・体系的操作が求められる職業」となっています。
一方で代替可能性の高くない職業とは何でしょうか?
こちらもピックアップしてみると下記のようになります。

・映画監督
・コピーライター
・医師
・美容師
・研究者
・ミュージシャン

創造性や協調性が求められる仕事は将来においてもAIやロボットに代替されにくいことがわかります。
芸術、歴史学・考古学、哲学・神学など抽象的な概念を整理・創出するための知識が要求される職業、他者との協調や、他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業は、人工知能等での代替は難しい傾向があります。


新たな仕事の登場




なくなる仕事が増えて行く一方で新たに必要となってくる仕事も出てきます。
ILOの発表する「 『World of work report』2014年版概要日本語訳 」によると、

新興国と開発途上国における生産年齢人口の増加に伴い、今後5年間で2億の新たな仕事が必要となる
今後 5 年間で、2億1300万人が新たに労働市場に参入し、開発途上国だけで2億人を占める。このことは、若年失業の問題を提起する。開発途上国の若年失業率はすでに12%を超えており、成人失業率の3倍以上である。地域的に見ると、若年失業が最も高いのは、中東と北アフリカ地域であり、これらの地域では若者3人に1人は仕事が見つからない。特に、若い女性は職探しに苦労しており、失業率は45%近い。


生産年齢人口は増加していくのに対し、人工知能や機械化によりこれまでの仕事が代替されるとなると約2億もの新たな仕事が必要となってくるようです。
これから私たちの仕事はどうなっていくのでしょうか?
2015年9月17日のWIREDの記事「 AIは人間の仕事を奪わず、新たな雇用をつくりだす:アナリストとの対話より 」より、グーグルでAIとロボティクスの開発を担当し、現在はカーネギーメロン大学コンピューターサイエンス学科の学長を務めているアンドリュー・ムーアの意見を引用します。


「テクノロジーは、仕事を“逆転”させることもあります。病院に行ってみると医師たちは、膨大な症例をすべて頭に詰め込む必要性から解放されて、より患者一人ひとりと向き合えるようになりつつあります。そして、看護師という仕事の地位が、医師よりも高いものになるかもしれません」とムーアは語る。「注意深く見まわせば、新しい創造的な仕事があちこちで出てきています。数年前にはなかったような仕事が、いまではたくさんあるのです」

また、ボストンの技術調査会社フォレスターのアナリスト、J.P.ガウンダーはこのように発言しています。
「新たなホワイトカラーの職が生み出されたことは、画期的なことです。発券清算機よりロボットの修理の方がよほど高度な技術が必要ですから」

未来ではどのような仕事が必要になると考えられているのでしょうか?

・記憶の演出家(Nostalgist)
・コミュニティ・オプティマイザー(Localizer)
・ロボット・アドヴァイザー(Robot Counsellor)
・企業文化のエキスパート(Company Culture Ambassodor)
・単純化の専門家(Simplicity Expert)
・輸送アナリスト(Auto-transport Analyst)
・健康ガイド(Healthcare Navigator)
・3Dプリントの構造設計者(Makeshift Structure Engineer)

2015年3月25日のWIREDの記事「 人工知能やロボットには奪われない「8つの職業」 」より上の8つの職業が新たに生まれると紹介されています。
現在話題になっているテクノロジー(ex.ロボット、ドローン、3Dプリンター)が実用化された際に必要となるロボット・アドヴァイザー、輸送アナリスト、3Dプリントの構造設計者や高度情報化社会により増えて行く複雑性をより「単純化する」単純化の専門家など現代の変化を反映した予測となっています。
そしてこの記事は以下のように締められています。

必要な能力として浮かび上がってくるのは「横断的な能力」とでもいえばいいだろうか、社会科学やコミュニケーション技術などが結びついたものだ。

横断的な能力を身につけるためには単一の専門性を磨くだけではなく、複数の領域に精通している必要が出てきます。単純作業が代替される世の中ではロボットのようにプログラム通りにしか動けない人材にとって生きづらいものになっているのかもしれません。