就活中の髪色をどうするかは結構悩みますよね。髪色に関してどんなことに注意したらいいでしょうか?


就活中の髪色は真っ黒でなければいけないのか?


やはり就活中の髪色で無難なのは黒です。黒い髪は「清潔感」や「真面目」で「誠実」な印象を与えます。一方で、茶髪や明るい色の髪では、「だらしがない」「不真面目」などのイメージを持たれてしまいます。社会人の髪色は黒というのが一般的な社会常識であり、実際に茶髪をNGとしている企業は多いです。ですから、就活中は黒髪にしておくのが一番無難でしょう。


ただ、髪色を真っ黒にした方が良いのかと言えば必ずしもそうではありません。海苔のような真っ黒の髪色ですと、後述するように逆に不自然な印象を与えかねないからです。自然な色合いの黒が望ましいと言えます。


地毛がもともと明るめという人もいます。その場合は、就活のためにわざわざ黒く染める必要はありません。そもそも企業が地毛の色を理由に不採用にすることは差別になります。地毛であることを説明すればきちんと理解してもらえます。ただし、銀行・公務員などの頭髪に関して厳しめの業界では、黒く染めておいた方が安心かもしれません。



インターン・就活中に望ましい髪色レベル=7?


インターンや就活中に望ましい髪色を、JHCA(日本ヘアカラー協会)が提供しているレベルスケールを使ってご説明します。レベルは色のトーンを表しており、数字が大きいほど明るく、小さいほど黒髪に近くなります。一般的にレベル4からレベル15の領域がカラーリングで使われています。


生来の髪質によって発色度合いは異なってきますが、基本的に言って、インターンや就活中の髪色のレベルは7が望ましいとされています。レベル7はほんのり茶色がかった色味で、黒く染めた違和感を最小限に抑えることができます。6以下のレベルの髪色ですと、黒すぎて不自然な印象になりがちです。逆にレベル8以上になると、室内照明の下でも明るめに見えてしまいます。


したがって、インターン・就活中はレベル7が自然で良いと言えます。


1以上の説明は女性の場合の髪色の基準です。男性の場合は女性の基準から1つか2つレベルを下げて考えたほうが良いでしょう。

2業種などによっても、適切な髪色の基準は違ってきます。例えば、アパレルや美容系の業種ではレベル7よりも明るめの髪色が許容されるかもしれませんが、銀行・公務員などの業種ではレベル7でもNGとされる可能性があります。


アッシュやダークブラウンはセーフ?


では、インターンや就活において髪色をアッシュやダークブラウンにすることは許容されるでしょうか?


その人の髪質にもよりますが、これらの色はおしゃれにも落ち着いても見えるのでセーフだと言えるでしょう。「黒髪は地味で野暮ったい感じがするので嫌だ」という方はこうした色を選ぶこともできます。


しかし、明るい色は与える印象を下げてしまう可能性がありますから、あくまでも暗めの色である必要があります。先程ご説明した通り、髪色のトーンのレベルは7以下に抑えましょう。


プリン状態で面接を受けるのはNG


プリンとは、染色した部分の髪色と新たに生えてきた地毛の色が異なる現象です。見た目が不自然になりますので、面接官に悪い印象を与えてしまいます。染めてから数週間放置しているとプリン状態になってしまいますから、面接日などが近づいたタイミングでカラーリングするのが良いでしょう。ただし、前日ですと失敗した場合に直す時間がなくてそのままの状態で面接に行くという事態になりかねませんし、カラーが髪の毛になじむまでに1週間近くかかると言われていますから、カラーリングは1週間くらい前にするのが賢明です。


カラーリングはヘアーサロンでした方が良い


市販でたくさんのカラーリング用の染色剤が売られています。それらを使えば、自宅でも簡単に髪色を変えることができます。ただ、それぞれの髪質に合わせて薬剤が配合されている訳ではありませんので、ムラができやすく、思い通りの髪色にならないことがあります。また、髪の毛が傷んでしまうこともあります。


一方で、ヘアーサロンですと、髪質に合わせてカラー剤を配合してくれますので、ムラのないきれいな仕上がりになります。また、インターンや就活に合った自然な色にもしてくれるでしょう。髪へのダメージも市販のカラー剤より抑えることができます。


ヘアーサロンに行くと、お金と時間がかかってしまいますが、就活という人生の中でも重要な局面にいることを考えればそうした出費や労力は惜しむべきではないと言えるでしょう。



インターン・就活中、髪色以外で気をつけるポイントは!


インターンや就活中、頭髪に関しては髪色だけではなく他にも気をつけるべきことがあります。以下に挙げますので是非参考になさって下さい。


パーマは極力避ける


パーマはかけるのは絶対にNGという訳ではありませんが、避けた方が無難です。パーマがかかっているとカジュアルな見た目になってしまい、「真面目」で「誠実」という印象にはならないでしょう。また、パーマをかけたことで髪の毛が痛んで毛先の色が明るくなり、髪色を染めていると誤解されてしまう可能性もあります。


髪型を単にきれいにまとめるためのゆるいパーマであれば、面接官に悪い印象を与えることはないと思いますが、その場合もパーマに失敗しないように十分に気をつけましょう。くれぐれも面接の直前に今までやったことのないパーマをかけることがないようにして下さい。



前髪に注意


前髪は頭髪の中でも特に目立つ部分ですので、インターン・就活中はよく気を配る必要があります。では前髪に関してはどんな点に注意すると良いのでしょうか?


短過ぎる前髪は避けましょう。特に、額の下半分が見えるような長さの前髪はファッション性が強過ぎるため、マイナスの印象を与えてしまいます。ただ、ベリーショートの髪型と合わせた短い前髪なら、自然な印象になるので許容範囲と言えるかもしれません。


基本的には前髪は眉毛当たりの長さに整えて横に流すとよいでしょう。前髪を横に流して眉毛と額が見えるようにすると、表情が明るく見えますし、知的で落ち着いているという印象も与えることができます。前髪が長めの場合は、横に流してピンで留めるようにします。頭を下げる度に前髪を手で払うのはあまり良い印象にならないからです。ただ、ピンは耳の上などで目立たないように付けましょう。


男性の場合は、眉毛が見えるくらいの短い前髪にするとよいでしょう。



ヘアアクセサリーは地味なものを使う


就活中に髪を束ねるヘアアクセサリーを用いる場合には、華美だったり派手だったりしないものを選ぶようにしましょう。ベーシックな黒色のシリコンゴムが目立なくて無難です。シュシュはNGではありませんが、派手な色や柄は絶対に避けましょう。黒色や紺色がよいでしょう。リボン付き髪ゴムも許容範囲内ですが、小さめで黒いものが望ましいと言えます。


まとめ


今回は、インターン・就活中にふさわしい髪色について考えました。髪色は清潔感のある自然な色合いの黒が理想的であることが分かりました。また、髪色以外にも頭髪に関しての注意点がいくつかありました。インターン・就活中は十分に気をつけるようにしましょう。インターンや説明会、面接などは決してオシャレを楽しむ場ではありません。そうした場で重要になるのはオシャレであることではなく、「清潔感」や「誠実さ」を示すことです。就活中はふさわしい適切な髪色や頭髪にして好印象を与えるようにしましょう。