コーポレートスタッフとは?

学生の皆さんはコーポレートスタッフと聞いて、それがどんな職種であると考えているでしょうか?また、コーポレート部門の職種を志望しますか?

コーポレートスタッフは、経理・総務・人事・財務・法務など、様々な業務を担い、会社全体を動かす人たちのことです。会社の舵を取り、会社を支える上で欠かせない職種です。大学生の皆さんも営業、ビジネスなど他の職種よりもコーポレート部門の職種を希望される方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

コーポレート部門は会社全体の事業戦略を行うなど、部門横断的な機能を担当し、舵取りを行う部門です。このいわゆる経営「補佐」的な機能がコーポレートスタッフの特徴で、コーポレート各部門が一体となって企業全体を俯瞰し、経営層の戦略をサポートする必要があります。

コーポレートスタッフに求められるスキルは?

コーポレートスタッフに求められる能力は以下のように考えられます。一つ目はチームに働きかける能力です。コーポレートスタッフは自分の仕事を地道にコツコツと進めていくだけで良いわけではありません。グループメンバーに働きかけて部門を横断して仕事を行っていく能力が重要となります。二つ目は会社全体を見る広い視野です。会社の経営者側の視点に立ち、その経営者と同じレベルで業務を行うためには、会社を俯瞰的に見る広い視野が必要となります。また、各部署とのネットワークを持つことも当然求められます。三つめは、「ポジティブ」に裏方に徹する能力です。コーポレートスタッフは、経営「補佐」という役割であり、会社の主役ではありません。それがコーポレートスタッフの特徴です。コーポレートスタッフとして、会社全体の業績アップに繋げるために、ポジティブに会社をバックアップしていく姿勢が必要となります。

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コーポレートスタッフのインターンとは?

コーポレート部門のインターンシップに参加し、コーポレートスタッフの業務を体験することは非常に意義のあることです。

実際、コーポレートスタッフ職は、企業側が求める人材と志望学生のタイプの差が大きな職種であると言われております。すでに述べましたように「真面目にコツコツ頑張る」や「地道な努力を積み重ねる」のが一番のアピールポイントであるタイプの人がコーポレートスタッフに最適であるとは言い切れません。単なる裏方ではなく、部門間の垣根を越えて協働し、積極的に会社を回していく能力が重要なのです。

コーポレートスタッフのインターンシップでは基本的に管理部門の事務やアシスタントを経験することができます。具体的には、人事の採用に関するアシスタントでは採用に用いる資料を作成したり、応募者の対応、あるいは学校とのやり取りまで体験することもあります。他にも、社内イベントの調整をする、社内ネットワークの運用など、グループワーク中心のインターンシップがあり、配属先によってさまざまな業務が用意されています。エントリーの前にどのようなプログラムなのかをしっかりと確認しておきましょう。

コーポレートスタッフのインターンシップを経験することで、経営者目線での会社の見え方、ノウハウを学ぶことができます。また、インターンシップではほとんどの場合、最後に資料を作成し、発表を行うことになりますが、資料作成のためのパソコンスキルも上がり、コミュニケーション能力の必要性を感じることでしょう。また、コーポレート部門はチームをどのようにして高めてくかということを考えさせられますが、そのために自分に何が必要なのかを考える良い機会になると思います。
インターンシップの期間中だけではなく、インターンを終えてから、実習で学んだこと、自分に何が必要なのかということを、学生生活に還元していければ最高です。

コーポレートスタッフはよく、経営者の手となり、足となれと言われますが、手足に加え、頭にもなる必要があると思います。周りと協働していくわけですから、ただ作業をするという職種ではなく、考えて行動する必要があります。

私の経験上、インターンシップに参加することのメリットは非常に大きいです。学生には会社の仕事は経験しないと分かりません。しかし、就活では入社後どんな仕事がしたいかなどを聞かれるわけです。どんな仕事をしたいかの前に、コーポレート職の仕事がどんなものかを知るのに良い機会となります。

インターンに参加時にはその企業に行きたい、と思えたのなら今後の海外事業展開について聞いてみるのが良いかと思います。やはりコーポレート職は会社の中核として働くため、海外事業に関わる可能性があり、就活のとき、海外で働くことについてどう思うかを自分の中ではっきり言えるようにしておいた方が良さそうです。

一般に、営業よりも経理などの募集枠の方が少ないです。しかし、それにリスクを感じて避けるのはもったいないです。インターンシップを通して、コーポレートスタッフの仕事のやりがいを体験し、就活ではその経験をしっかり話せるようにしておけば、避ける必要はありません。
就活は準備だと思います。コーポレートスタッフのインターンシップに参加して、仕事理解、就活対策をしましょう。