経団連の「就活ルール」が廃止され、21卒予定の学生の就職活動は既にはじまっている。優秀な学生を採用するため、企業の採用活動は早期化。これまでは大学4年生の6月から選考を開始していたが大学3年生の10月にスタートし、年内に内定を出すと考える企業もある。

就活・新卒採用が変わるなかでもちろんそれを支援するサービスも変化してきており、学生が利用するサービスも多様になっている。今回は学生の就活動向・トレンドを含め、いくつかのサービスを紹介していく。



目次



媒体系サービス


ワンキャリア



メガベンチャーや大手企業の就活情報が豊富なサイト。

実際に通過したESの中身が公開されていたり、企業の説明会や選考の口コミが掲載されており、大手有名企業を志望するMARCH、関関同立以上の層が多く登録しています。


外資就活





外資コンサルや外資金融、総合商社、外資メーカーなどを目指す学生が多いのが特徴。

サービス内にコミュニティ(掲示板のようなもの)が存在し、合否連絡の有無や選考に関する情報交換が頻繁に行われており、学生はそこで日々リアルタイムな情報を得ています。

(私が確認したものでは大学3年生の8月時点で内定がでている企業の情報のやり取りなどしていた)


逆求人サービス


Offerbox

 


逆求人サービスで有名なのがこのオファーボックスです。

オファーボックスには学生が深く的確な自己分析ができるよう「AnalyzeU+」というツールが搭載されており、学生はその結果をもとに自己PRなど自身のプロフィールを作成できます。プロフィール情報にはテキストのものもあれば動画や写真で自己PRをしているものもあります。



キミスカ



ヘッドハンティング会社グローアップが運営する逆求人サイト。

学生は選考結果をシェアすることができ、「〇〇商事の最終面接で落ちた学生にスカウトをしよう」といったことが可能となっています。



地方学生採用サービス


ジョーカツ




ジョーカツは東京で就職したいと思っている地方の大学生をサポートする就活サービスです。

地方学生は東京に来た際にジョーカツが貸し出すシェアハウスに無料で滞在できます。また東京への交通費15,000円を支給しています。もちろんこれらの特典を得るには審査やイベント参加などの条件が必要です。

その他にも就活カフェの運営やイベント開催など、学生が集まるリアルな場を持つため、情報収集が難しい地方学生に人気のサービスとなっています。


優秀層が参加する選抜コミュニティ



選抜コミュニティとは新卒採用サービスを提供する企業が独自に選抜試験(筆記試験・GD・面接など)を行い、その選抜をパスした学生は内定にむけた手厚いサポートを無料で受けることができます。具体的にはトップ企業内定者によるメンター制度やGD対策、ケース対策などが挙げられます。また選抜コミュニティに参加している学生には特別選考ルートを設けている企業もあります。



YC塾




外資トップ企業内定塾。

ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガン、メリルリンチ、マッキンゼー、ボストンコンサルティング、ベインアンドカンパニー、P&G マーケ部門をコア8企業として定義し、これらの企業を志望する学生を重点的に支援しています。




FactLogic Executive



外資系戦略コンサル・外資系金融を目指す学生が集まるコミュニティ。

外コン・外銀の内定の約半数をこのFactLogic Executiveから輩出していると言われている。

ファクトロジックはスローガン株式会社という人材紹介業を強みとする会社が運営をしています。ファクトロジック以外にも「Goodfind」や「Fast Grow」といった就職・キャリアに関するメディアを運営しています。



外資就活アカデミア


先程紹介した媒体サービス「外資就活」が持つ選抜コミュニティ。

選抜コミュニティは20卒より運営開始したため実績はまだ公表されていませんが、外資就活アカデミアのイベントに参加することで、外資コンサルのサマージョブ参加パスの特典があったりもしたそうです。


最後に

弊社Traimmuではこれまで長期インターンの採用に特化した募集サイトを4年間運営しており、累計の登録学生数は3万人を超えています。今回新しく、インターンから新卒採用までを通してご利用いただけるサイトにリニューアルしました。

就活スタートの1年以上前からキャリアを検討してインターンなどの活動をする成長意欲の高い、主体性のある学生との早期接点の増加、母集団形成など新卒採用支援をしてまいります。