履歴書やESなど、就活時では、就活生自身の長所・短所について記載しなければならない機会が少なくありません。当記事では、履歴書やESの長所・短所に関する記載方法について例文とともに解説していきます。長所は当然として、短所であっても、人事担当者に訴求していくことが重要なのです。

長所・短所は、面接に際しても質問される傾向が高く、その場で的確な回答をしようと思えばたちまち困惑してしまいかねません。よって、履歴書やESを作成する段階で詰めておくと何かと優位に作用することもあるので、当記事を参考にし、履歴書やESの記載方法について見てみましょう。



効果的な長所の書き方

履歴書やESでより効果的に訴求し得る長所・短所の書き方とは、どのようなものなのでしょうか。
まずは長所から記載します。もし短所のほうから記載してしまえば、マイナスイメージを植え付けることとなり、そのイメージを払拭することを考えれば、まずは長所から記載しておくことが相当であるからです。
長所・短所と同時並行的に記載があるような際には、長所のほうから記載していくことを心掛けていきましょう。

そして、長所のほうを分量が多くしておくことが重要です。ESは自己PRの恰好の場ともいえるために、長所に関する部分を多めに盛り込んでおいたほうが何かとメリットが大きいのです。具体的にいえば、長所は60%、短所は40%程度としてみてはいかがでしょう。

長所の内容ですが、長所を抽象的に述べるのではなく、具体的エピソードを伝達しなければ、人事担当者がイメージしづらくなります。よって、なるべく具体的なエピソードを盛り込むようにしましょう。できる限り、目標達成に至ったケースを列挙するようにしましょう。

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短所には何を書けばいいの?

短所を記載していく際には、自己の欠点のみを列挙することはやめておいたほうがいいでしょう。短所は視点を変えれば長所に置き換えることも可能であるために、どのようにすればいいのか工夫を凝らす必要性があります。

そして、短所に対する改善策を併記しておくことによって、欠点を克服しようという姿勢、ひいては解決困難な業務に取り組む姿勢をアピールすることも可能となります。よって、短所の記載方法は相当重要といえるのです。

また、長所にも通じるのですが、ハッキリと分かりやすく記載することが重要です。ダラダラした文章であれば、何を伝えたいのかが分かりづらくなり、一言でまとめておくことが望ましいです。

短所には、長所の反対の事項を記載しておくことが適しているともいえます。長所・短所で相反している事項、具体的には、物事に対して慎重である姿勢と俊敏性とを振り分け、前者を長所に記載したのであれば、後者を短所に記載するようにすると、より人事担当者を得心させやすくなります。

そして、短所は長所の反面という場合も少なくありません。思考の視点が異なるだけで、長所と短所、いずれにもなるものも存在しています。コミュニケーション能力に秀でている旨とおせっかいや世話焼きなどとは互いに相反する事項の一例です。

かといって、短所に明らかな長所を記載するような真似はせず、長所も交えるように工夫することがベストといえます。

この際にオススメできることとしては具体的なエピソードを交えることが有用でしょうね。●●が長所ではあるのですが、●●が短所です、などといった感じです。
単に性格や気性のみではなく具体的エピソードを含めれば、より説得力を持たせることができるといえます。


短所を探すためには、過去の自身における具体的エピソードから印象に残っているものを想起していき、ノートなどに書くことによって、さらに深層な部分に至るまで見つけやすくなるでしょう。

短所を有しない人間は存在しません。重要なのは短所に対してどのように向き合っているか、その姿勢なのです。努力や克服しようとしている旨が人事担当者に伝われば、成長の可能性に期待できることとなり、より印象がよくなることでしょう。

また、克服や努力によって、改善の兆しが生じているようであれば、必ず記載しておくことがベストです。企業としては、このような改善に対して良い評価をせざるを得ないのです。

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長所・短所の記入例




就活における履歴書やESに記載すべき長所や短所について例文とともに解説していきます。重要なESのなかでも、さらに大きなウエイトを占めている長所や短所ですから、入念に起案すべきといえます。長所は自己をアピールする恰好の手段です。

しかし、いくら重要だとしても、起案の仕方が何も分からない人も少なくないでしょう。よって、長所の記載例を以下に記載しておきます。

私の長所は、協調性が高いことにあります。学生時代の部活やアルバイトにおける就業先でも人間関係を重視してきました。

具体的には、●●(個別エピソード)。

そのため、その場にいる皆の考えを最大限尊重しつつも、時間について徹底して管理し得るように、迅速に行動に取り掛かれるように意識しています。


長所は、物怖じしないことです。学生時代では、部活動、アルバイト先を問わず、まずは自らアクションを起こすことに専念しておりました。先輩がいれば、とにかく挨拶をしていき、話題作りに勤しんでいました。

そのため、コミュニケーションに関しては誰にも劣らないといえます。


長所を記載する上で欠かせないこととしては、抽象的なものに留まらず、具体的エピソードを盛り込むようにしましょう。あくまで長所の記載はアピールとしては恰好の場ですから、絶好のチャンスともいえます。具体的エピソードを記載した後には、人事担当者が得心できるように説明を加えておきましょう。



続いて短所です。短所の場合、できうる限り良い印象を保てるように心掛ける必要性があります。企業側としては、短所が知りたいというのではなく、自己の短所をどのようにして表意するか、その人格面をみているのです。
つまり、短所そのものではなく、短所を端緒として自己がどのようなタイプの人物であるかを巧みに表現していくべきです。

私の性格の短所は、極めて慎重な点にあるといえます。とにかく納得がつかないことには行動に移せないままでいることもしばしばです。

ただ、あまりに優柔不断であることから失敗に至ることはほぼないといえます。現況としては、その場の状況に照らして迅速な決断に至るように邁進しています。


私の短所は、意固地なところにあると思います。部活動などでは、あまりに頑固一徹であったために、メンバー全員に迷惑が及んだ経験もあるほどです。その場では、良い方向性に発展したのですが、他人の意見を先取する重要性を身にしみて理解しました。

現在では、協調性とともに、柔軟な対応を心掛けるようにしています。


短所については、あまりにも致命的なものは避けるとともに、有り体のままを晒すような真似はしないことが重要です。単に人事担当者にマイナス面のみを植え付けてしまう恐れが生じるからです。そのため、上記記載例のように短所のみならず、どのような対処をしているか、または改善しようとしている旨の現況を併せて記載することが求められてきます。

まとめ


以上のとおり、ESや履歴書の長所や短所の書き方について解説してきました。自らの性格の長所や短所について把握している人は少ないのではないでしょうか。そのため、ESや履歴書に設けている長所や短所の記載方法については、多くの人が考えあぐねることでしょうね。

長所や短所については、ダラダラ記載せず、読みやすく記載するように心掛けましょう。当記事で紹介した文章例などを参考にして長所や短所を起案してみましょう。

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